アトレティコの12シーズン連続CL出場…欧州5大リーグではわずか6クラブしか成し遂げていない偉業に | ラ・リーガ
12シーズン連続でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を決めたアトレティコ・マドリーだが、欧州5大リーグでは彼らのほか5クラブしか成し遂げていない偉業だった。スペイン『マルカ』が報じている。 アトレティコは16日にラ・リーガ第36節、アウェーでのヘタフェ戦に臨み、FWアントワーヌ・グリーズマンのハットトリックによって3-0で勝利。勝ち点を73まで伸ばし、残り2節を残した段階で5位アトレティック・クルブとの勝ち点差を11まで広げて4位以内を確定させ、CL出場権を獲得している。 アトレティコを率いるシメオネ監督は、1シーズンを通して指揮するようになった2012-13シーズンから12シーズン連続でCL出場権を獲得。シメオネ監督以前のアトレティコはその120年以上の歴史で7回しかCL出場を果たしたことがなく、同指揮官率いるチームの安定的な強さがうかがえるが、それは欧州5大リーグでも際立つものだった。 2012-13シーズンから今季まで、アトレティコ以外で常にCL出場権を獲得している欧州5大リーグのクラブは、レアル・マドリード、バルセロナ、PSG、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティの5クラブのみとなっている。いずれも各リーグを代表する超強豪ばかりだ。 たとえばプレミアリーグではシティのほかにも複数のビッグクラブが存在するが、リヴァプールとチェルシーがこの12シーズンでCL出場権を獲得したのは8回で、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルは6回にとどまる。またセリエAではユヴェントスが今季CLに出場できず、来季出場権も獲得できるか不透明。インテルの出場数は7回となっている。 欧州最高峰の舞台への参加を絶対逃さず、莫大な参加収入を手にしてきたアトレティコ。彼らの年間予算は、シメオネ監督到着時には1億2000万ユーロだったが、そこから4億ユーロまで増加した。スペイン2強にはまだ2倍近くの差をつけられているものの、それでもシメオネ監督の言うように、安定して「クラブとして成長する」ことを続けている。
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