保険で資産運用ができる!? 運用と保障の2つの機能を兼ね備えた「変額保険」とは
変額保険のリスクやコスト
変額保険のリスクについては基本的に、個人で投資信託に投資する場合と同様であると捉えることができます。 価格変動リスクや金利変動リスク、外貨建て資産に投資した場合の為替変動リスクやカントリーリスク、信用リスクや流動性リスクなどが考えられます。運用実績に直結するこれらのリスクも、基本的には保険契約者が負うことになります。 また、変額保険は定額保険に比べて、コストがかかることも覚えておきましょう。その主なコストは、保険契約の締結や維持・管理に必要となる「保険契約関係費」や、投資対象となる投資信託の信託報酬など「資産運用関係費」があります。 また、早期の解約(一般的には契約から10年未満)や減額に対するペナルティーとなる「解約控除」なども設定されています。
まとめ
変額保険とは「万が一の死亡保障に備えながら、資産運用もできる保険商品である」といえます。 しかしながら、そのリスクや運用実績に対する責任は保険契約者本人にあることを、しっかりと認識しておきましょう。また、基本的には中途解約せず、長期的な加入をおすすめします。 執筆者:高橋庸夫 ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部