【韓国ドラマ】世界で大ヒット!今、一番見たいドラマ
それから3年。 現実は、おとぎ話のようにはなかなかいかないものでして、婿を小間使いとしか思っていない財閥家族の常に上から目線の傲慢と習慣にボロボロにされまくっちゃうわけですね。おまけにヘインといえば、オルグリ(顔)の基本形が不機嫌顔。仕事でもプライベートでも冷徹にして独裁で、バッサバッサとヒョヌを切り捨てまくるその表情は何千年経っても解けない氷のよう冷たすぎるぅ~。 耐えきれなくなったヒョヌはついに離婚を決意するのですが、そんな矢先、あろうことかヘインに余命3ヶ月の難病が発覚。え、え、え~、なんとここで不治の病ですかあ! はてさて冷え切った二人の愛はこの難局を迎えていったいどうなっていくのか。さらに、そんな難病発覚と同時に、クイーンズ財閥を財産もろとも乗っ取ろうと画策する不穏な輩たちが、次第にその本性を見せ始め……。
■“究極のロマン”を陳腐にならずに描き切る筆力がスゴイ! 「共に白髪の生えるまで」とは、よく言われることだけれど、生涯一人をずっと愛し続けることは、もしかすると現実社会ではおとぎ話よりもファンタジックなことなのかもしれません。失礼ながら私だって、高校までは自分だってそうなる!と胸も鼻も膨らませておりました。もちろん、あっという間に挫折しましたが。作家パク・ジウンが描いているのは、そんな究極のロマン。思えば「愛の不時着」でも「青い海の伝説」でも「星から来たあなた」でも描かれている、下手すると陳腐にさえなりかねないテーマを、コメディとサスペンスの力を駆使して描き続けている力技にはやっぱり感服せずにはいられないというか。 実を言うと終盤の展開は、ありえないくらいのサスペンス要素がモリモリでそれを巡って賛否両論飛び交いましたが、あえて究極のロマンをヒューマン的にしんみり綴らず、サスペンス色大爆発させちゃうジウン調も私的には嫌いではないのですが……、はてさてみなさんはいかが?