松山ケンイチ＆染谷将太が劇場版『聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメン VS 悪魔軍団～』の完成披露報告会に降臨！

松山ケンイチが”イエス”、染谷将太が”ブッダ”を演じ、彼らが人間界で送るシュールな日常を描いたコメディ「聖☆おにいさん」の劇場版『聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメン VS 悪魔軍団～』(12月20日公開)の完成披露報告会「神々たちの降臨祭」が11月21日、大森ベルポートにて開催され、松山、染谷、岩田剛典、勝地涼、白石麻衣、川口春奈、山田孝之、窪田正孝、藤原竜也、福田雄一監督が登壇した。 【写真を見る】人気者が勢揃い！劇場版『聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメン VS 悪魔軍団～』の完成披露報告会が開催 中村光の「聖☆おにいさん」を原作に実写化した本作は、2018年から2020年にかけて3本のシリーズが放送されたドラマに引き続き、福田監督が脚本も務め映画化。中村が映画のために描いたオリジナルエピソード「スクリーンへの長い途(みち)」をもとに福田作品常連の佐藤二朗がオリジナルキャラ「戦いの仙人」役で出演したり、福田監督の過去作『女子ーズ』(14)のメンバー(キャストは一新)や藤原演じる堕天使、ルシファーが原作と違うビジュアルで登場したりと”独自要素”がたっぷり盛り込まれている。 豪華キャスト陣が揃った舞台挨拶で、シリーズ初期は「平和だった」と松山が振り返ると、染谷は本作の撮影を振り返り「今回は笑いが堪えられなかった」と吹きだす。「完成(した映像)を観ても、笑っていたし、奥から監督の笑い声が聞こえてさらに笑って…」と笑い声の絶えないコメディ作品らしい現場だったとニコニコ。笑いっぱなしの現場だったと話した松山は「怒涛だった」と次々に豪華キャストが参加していた撮影だったとコメント。染谷も「台本にないことが始まる」とし、劇中で岩田が急に踊りだしたことに触れ、「急に踊りだして、ラップが始まる。衝撃でした」と目を丸くする。踊りだしたのはアドリブだったことが明かされた岩田は「自分でもよくわからない」と困惑の表情を浮かべつつ、「福田組は3回目。なにかしなきゃというプレッシャーと戦った作品です」とアドリブが生まれた理由を解説し、大きな拍手を浴びていた。 福田組初参加の藤原はネタバレを避けつつ「あり得ないものを持たされた」とヒントを出し、「とんでもない現場でした。しれっと『これで』と渡されて。僕が積み上げてきたものを一瞬にして壊されました」と苦笑いし、「この作品が仕事納めです。もう僕には今後仕事がないでしょう！」と話し、詳細を知るキャスト陣は笑いを堪えるのに必死の様子だった。 出演する気はなかったという山田は「出ます？」「出たほうがいいんじゃない？」との現場の声があったと明かし、「Aという役と布団の声というのがあって。それならということでAを選びました」と役柄が決まった経緯を説明し、ニヤリとしていた。 舞台挨拶の冒頭の挨拶では、キャスト陣が本作で演じたキャラクターを紹介しつつ、現在公開中、放送中の出演作や、今後控える作品の宣伝をするという展開に。「こんな舞台挨拶見たことない！」と笑い合った登壇者たちだったが、多くの作品で活躍する人気者が集まった作品であることを印象付けるとともに、会場を笑い声でいっぱいにするという、作品のテイストに合った”予測不能”の爆笑イベントとなった。 取材・文/タナカシノブ