元巨人・桜井俊貴が8回途中2失点の力投!ミキハウスを19大会ぶりの大舞台へ導く【日本選手権近畿地区最終予選】
<第49回社会人野球日本選手権大会 近畿地区最終予選 代表決定戦:ミキハウス 8-3 日本製鉄瀬戸内>◇2024年9月20日◇わかさスタジアム京都 【動画】ドラ1候補 宗山塁に1日密着!嫉妬するほど守備が上手いと思った選手とは? ミキハウスが19大会ぶり3回目の日本選手権出場を決めた。先発した元巨人の桜井俊貴は7回3分の0、153球を投げ、9安打4四球8奪三振で2失点。粘りの投球で勝利に貢献した。 2日前の日本新薬戦でも先発して72球を投げていた桜井。「体力的にはちょっときつい場面もあったんですけど、 なんとか粘ることだけ考えて投げました」と大一番のマウンドに上がった。 「1、2回が一番体力的にしんどかった」と1回表に40球を要したが、6番・岡勝輝の適時内野安打による1点に留めると、2回以降は粘りの投球で追加点を許さない。 「3回くらいから良い感覚を掴みだした」と尻上がりに調子を上げ、走者を出しながらも7回までは無失点。8回表に勝ち越し点を許してマウンドを降りたが、先発としての役割を十分に果たした。 チームは1点を追う8回裏に7得点のビッグイニングで逆転勝ち。「チームに助けられたので、次は自分が助けられるようにやっていきたいです」と日本選手権に向けて意気込んでいた。 2022年オフに巨人を戦力外となり、昨年はスカウトとして活動。1年のブランクを経て、今年からミキハウスで現役復帰を果たしている。今ではチームのエースとしてブランクを感じさせない姿を見せているが、「この暑さで投げることがかなり久しぶりだった」と新たに課題も見えたようだ。 大阪府八尾市に本社があるミキハウスにとって、京セラドーム大阪で行われる日本選手権出場は会社の悲願でもあった。「都市対抗野球で勝てなかったので、とりあえず1勝が目標」と語る桜井。新天地で新たな挑戦を続けている元ドラ1投手の活躍に注目だ。