ほぼ最低制限価格で落札 千代田区談合、浜松の会社を捜索
東京都千代田区が発注した区立お茶の水小・幼稚園の改築関連工事の入札を巡る官製談合防止法違反事件で、逮捕された元区議嶋崎秀彦容疑者(64)=24日に辞職=に依頼し、最低制限価格の近似値などの情報を得たとされる配管工事会社「日管」(浜松市中央区)側が、空調設備工事の一般競争入札で、同価格に極めて近い額で落札していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁捜査2課は26日、浜松市にある日管の本社を家宅捜索した。入札は2020年5月で、三つの共同企業体(JV)が参加。日管のJVが約6億8454万円で落札した。最低制限価格は公表されていない。