金属労協25年春闘方針 1.2万円以上賃上げ目標
金属労協(JCM)は3日、都内で会見し、定期昇給などの賃金構造維持分を確保の上、全ての組合で月額1万2000円以上の賃上げを目指す2025年春闘の方針を明らかにした。前年は1万円以上だった。会見した金子晃浩議長(自動車総連会長)は賃上げの潮目が変わって3年目の今回の春闘は賃上げが定着するかどうかの分岐点と指摘、物価上昇を上回る成果に向けJCMが先頭に立って引っ張る考えを示した。同日の第67回協議委員会を経て、基幹労連、全電線など各産別で具体化作業に入る。