立体感のあるお尻とキレのある脚でコンテスト活躍の30歳 トレーニングのメインは高重量「スクワット、デッドリフト、ベンチプレス」で筋肥大
昨年12月、ゴールドジムJAPAN CUPでかっこよさと女性らしさを兼ね備えた丸々とした厚みのある筋肉美で観客を魅了した韋笑笑(うぇい・しょうしょう/30)選手。ゴールドジムJAPAN CUPは各マッスルゲートの優勝者とJBBF主催大会、マッスルコンテストの入賞者のみに出場権が与えられるハイレベルな大会。そこで見事ウーマンズフィジークで入賞した韋選手が筋肥大に効果的だったこととは? 【大会写真】韋笑笑選手の厚く立体感のあるお尻
トレーニングを始めて1年目でビキニフィットネスに出場した韋選手。そこから筋量を増やし、2年目には女子フィジークで活躍している。筋肥大の目標に向けて効果的に進化していくために、どのような工夫をしたのか。 「ビキニフィットネスでは細身のイメージを重視することが多いですが、特にウエストの細さを追求するため、無理せず筋トレしていました。筋量を増やすためには、重量を使ったトレーニングが効果的だと思います。筋量増加を目指すためにはハイパートロフィートレーニングが必要です。重量を増やし、負荷をかけることで筋肉が成長します」 また、栄養面ではしっかり食べることが効果的だと語る。 「筋量増加を目指す場合は十分なタンパク質、とくに炭水化物は多めで摂取しています。そして、トレーニングの強度が上がると身体がより多くのエネルギーと栄養素を必要とし、それに応じて食欲が増す傾向があります。また、トレーニングによって身体の代謝が活発化し、栄養素の吸収効率が向上します」 たくさん食べてガンガン筋トレして、身体が成長する。中国の選手からもらったアドバイスで、基本的なことが大切だと身をもって実感した韋選手。Instagramではトレーニング動画を公開しており、高重量を扱っているのも印象的だ。トレーニング種目も基本種目をメインに取り組んでいるという。 「スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどの基本的な重量トレーニングを取り入れます。これらのトレーニングは多くの筋肉を一度に刺激し、全身の筋肉量を増やす効果があると思います。トレーニング強度を徐々に増やしていき、筋肉に適切な刺激を与えています。過剰な負荷は怪我のリスクを高めるため、適切なレベルでトレーニングを行っています」 以前は毎日の通勤時間が長いため、十分な睡眠が取れていなかった韋選手。筋トレの強度を維持するためには、一日8時間以上の睡眠が必要だと実感し、睡眠も大切にしている。 トレーニング強度、栄養、睡眠の基本的なことをしっかり行うことが筋肥大にとっても大切だと実感した韋選手。この基本的なことを実践し、習慣にするのは簡単そうで難しい。生活習慣や環境等を見直し、実践できるように考え、計画することが必要だと分かる。 以前は週5~6日、5分割でトレーニングをしていたが、3分割にしてトレーニングの集中力があがったという。
「3分割なら、週6トレーニングをした場合、全部位を2回鍛えられます!弱い部位は上半身なので、胸や肩を週に2回刺激を与えることで、筋肉の成長を促進する効果があると思います。5分割では毎回一度に同じ筋肉群を1時間以上トレーニングするので、神経疲労が起こりやすいです。 3つに分割すると、各筋肉群は1日最大3~4種目だけで済むので、筋トレに集中しやすくなり、モチベーションも高く保てます」
取材:FITNESSLOVE編集部