【菊花賞・生情報】頼れる鞍上ルメールでアーバンシックが一流馬への階段を駆け上がる
[GⅠ菊花賞=2024年10月20日(日曜)3歳、京都競馬場・芝外3000メートル] 過去10年の菊花賞でルメールは<3・2・1・2>。実に75%の確率で馬券に絡んでいる。菊花賞の予想では欠かせない。今年のパートナーとなるアーバンシック(牡・武井)にも、必然的に注目が集まる。 19日早朝に美浦を出発し、正午過ぎには京都に到着した同馬。武井調教師は「特に問題なく、硬さもないし、左右差もなく手前もちょうどいい感じで替えていたし、万全の状態で行けると思います」と態勢十分をアピールする。課題の精神面についても「だいぶ大人になりました。安心はしていないですが、いい精神状態です」と伝えるだけに、決戦に向けて視界は良好だ。 「内の方がいいのですがジョッキーを信じています。競馬ぶりからも大丈夫じゃないかなと思います」と武井師。13番枠とはいえ、昨年はルメールが17頭立ての17番枠からドゥレッツァを勝利に導いたのは心強い。その頼れるルメールが継続騎乗。まだ若さが残る同馬にとってこれほどの好要素はないはずだ。 過去10年のセントライト記念勝ち馬でただ一頭、菊花賞馬に輝いたキタサンブラック(2015年)のその後の成功は言わずもがな。アーバンシックにとって、今回の淀決戦が超一流への登竜門となる。
東スポ競馬編集部