小橋建太から続くユニット『BURNING』が突然の解散!「全然後ろ向きな理由じゃない」
28日、両国国技館にてDDTプロレス『Ultimate Party 2024』が開催。セミファイナルでは『第85代KO-Dタッグ王座決定戦』【サウナカミーナ】MAO&To-yvs【バーニング】遠藤哲哉&高鹿佑也が行われた。 昨年5月に勝俣が右足の骨折でタッグ王座を返上し、今年9月に【しゅんまお】MAO&勝俣で1年4ヶ月ぶりに王者に返り咲いた。しかし11月に勝俣は左膝前十字靭帯断裂・外側側副靭帯損傷により再度長期欠場に。 本来挑戦するはずであった遠藤&高鹿と、王者であったMAOがTo-yをパートナーに王座決定戦を行うこととなった。
試合は高鹿とTo-yが意地を張り合うエルボー合戦からTo-yがチョップを連打し延髄斬り。だが高鹿は強烈なエルボーからバッククラッカーを突き刺し腕を取る。遠藤はサポートに周り腕への一点攻めを行い、MAOも高鹿の顔面を蹴りつけブレーンバスターで叩きつけるとTo-yがダイビングボディプレスを投下。 MAOとTo-yは高鹿に連携攻撃を行い捕らえるが、遠藤はあえて助けずに高鹿は自力でロープを掴みブレイクする。 高鹿は必死に水車落としで反撃し遠藤にパスすると、遠藤はTo-yに雪崩式フランケンからMAOにエクスプロイダー連発。高鹿はTo-yの腕に断崖式フットスタンプからお互いチョップの打ち合いへ。だがTo-yは自分だけの力に頼らずMAOとの連携で攻め立て、高鹿は「気合だ!気合だ!」とアニマル浜口式の鼓舞をしてフィッシャーマンバスター。一気呵成に攻め立てる遠藤と高鹿だったが、MAOとTo-yの連携には及ばずにTo-yが雪崩式コジマワンダーランドで叩きつける。高鹿も2人まとめて水車落としで反撃してTo-yを脇固めからキドクラッチで捕らえるも、最後はエルボーの打ち合いを制したTo-yがドロップキックからコジマインパクトで叩きつけ3カウントを奪った。
勝利したMAO&To-yには夢虹&須見和馬のアイドルユニットNωA Jr.が挑戦を表明し、To-yが「面白そうだから」とこれを受諾。 敗北という結果を受けて遠藤は「結論から言うと、BURNINGは今日で解散です。でも俺の中で全然後ろ向きな理由じゃなくて、KO-Dタッグ挑戦が決まって高鹿とリングに立つ時間が増えて、彼の成長とか色々見てきて、もう高鹿には俺がついてる必要がないなとそういう判断になって、今回ベルト取れなかったんで今日で解散です。高鹿はもう一人前のプロレスラー。俺が横についてなくても何も心配いらないし、飯野は飯野で自分を確立してるし、俺も今日試合してもっともっと成長していかなきゃいけないし、自分の可能性にも懸けてみたいので、急ではありますけどBURNINGを応援してくださってありがとうございました」と突然の解散宣言。 1998年に小橋建太を中心にスタートしたBURNINGは、秋山準がDDT所属になったことで2021年に第4次BURNINGが始動。遠藤をリーダーとして活動をしていたが、昨年末に秋山準が脱退。岡田佑介は先月引退し、現在は遠藤、高鹿、飯野雄貴の3人に。この日3年間の活動に終止符を打ち、BURNINGは消滅した。