グラビア界のレジェンド・手島優が語る初グラビアの記憶「プロフィールを目の前で捨てられて、いつか見返してやる!って」【初グラビア物語】
ーーそれはキツいです......。DVD出演が決まったときは? 手島 もうめちゃくちゃ嬉しかったです! 決まった瞬間、「よし、売れたぞ!」ってガッツポーズしました。当時「デビュー」=「売れる」だと思っていたんです。今思えば、勘違いもはなはだしいですけど(笑)。 ーーあははは。撮影の思い出は? 手島 よく覚えてないけど、終始楽しかった記憶はありますね。確か沖縄ロケかな。嬉しかったのはヘアメイクさんが付いたこと。ちゃんとメイクしてもらうのも初めてだし、何より私にひとりつくわけじゃないですか。おー! なんだか芸能人みたい! って思いました。 ーー芸能人「みたい」って(笑)! 水着になることへの抵抗は? 手島 ゼロです(きっぱり)。もともと水泳をやっていましたし。しかもビキニなんて競泳水着に比べ、パットは入ってるし、ハイレグでもないし、カワイイもんですよ。それにグラビアをやると決めた時からカラダは作っヒモていたので自信もあったし。現場ではあまりに楽しすぎて、「肩ヒモを外しましょうか?」なんてカメラマンさんの指示以上の露出を自分から提案しました(笑)。 ーー手島さんはその後もDVDをコンスタントに出していきます。どの作品も好評で、かなり順調だったんじゃないですか? 手島 順調といえば順調だけど、楽ではなかったです。次作を出せるかどうかの時「前作より露出がないとダメだけど頑張れる?」みたいなことはよく聞かれました。 ーーそれで変わった衣装を着たり? 手島 変わった衣装ばかりです(笑)。 ーー面積の小さいビキニとか? 手島 「小さい」じゃなくて「なかった」です(笑)。ニップレスだけとか指で隠すとかザラで。当時のグラビアDVDって「何を使ってを"隠せるか"大喜利大会」で、今思えば意味不明な競い合いがあったんです。日用品で隠したり、遠近法で隠したり。普段から「あのコ、今回は"シジミ"で隠してたね」みたいな会話をスタッフさんとよくしていました(笑)。 ーーシジミ!? どんどんエスカレートしていったと(笑)。 手島 そう。私自身も何より少しでも売れたいし、無我夢中だったから後先考えずなんでもやりました。いやー、本当によくやったよ(しみじみ)。 ーーそんな中、2004年に『週刊ヤングジャンプ』のケータイサイト『ケータイヤングジャンプ』の読者投票企画「ぷるるん選手権」に出場。見事グランプリを獲得しましたね。 手島 「有名雑誌に出られるかもしれないよ!」って事務所に言われて応募したんです。で、撮影現場に行ったら、有名なグラビアのコが何人もいるんです。これは絶対に勝てないと思って、周りが普通のカワイイ水着を着る中、私だけ露出多めの衣装に挑戦しました。 ーー露出多め? 一体、何を着たんですか? 手島 カーテンの紐を巻き付けました(笑)。そうしたらそれがめちゃ受けちゃって結果、なんとグランプリ!! やったぞ~! って。でも本音を言うと悲しかったんですけどね。私だけなぜここまでしなきゃいけないのかと思うと。それにやった後の後悔もあったし。 ーーあの姿が世に出るのか、みたいな? 手島 そうそう。でも後で聞いた話だと他の事務所の人が「ウチもカーテンをやればよかった」って悔しがってたそうなので、スッキリしましたけど。 そもそもグラビアに出るコはみんな可愛いし、スタイルもいいんです。所属事務所も大手だったりするし。一方で自分にはそれらが全部足りない。であればそのコらと同じことやっても絶対ダメなんですよね。印象に残ることをやらないと埋もれちゃう。そうだ。私はインパクト勝負なんだな! ってその時、思いました。ちょっと反則だったかもだけど、勝ったわけですからね。 ーー以前、顔見せで無下にされた雑誌の編集やDVDメーカーの人に「どうだ!」って思ったんじゃないですか。 手島 めっちゃ思いました(笑)。何より嬉しかったのは読者が認めてくれたこと。自信になりましたよ。そして知名度を上げれば自分はもっと上に行けるはず、やるぞって気合いが入りましたね。 【後編は3月17日公開予定】 ●手島 優(てじま・ゆう) 1982年8月27日生まれ 栃木県出身 身長165cm B95W58H86 ○10歳で劇団に入り、芸能活動を開始。2008年よりプラチナムプロダクションに所属し、グラビア、バラエティなどで活躍。現在は矢口真里とYou Tube『やぐてじチャンネル』の配信も精力的に行なっている。公式X【@piyoteji】 公式Instagram【@tejimayuu0827】 取材・文/大野智己 撮影/荻原大志
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