「諏訪の国」コーナー 認定品を発信、周遊観光を促進 諏訪湖SA上下線に新設 長野県
長野県の諏訪地方観光連盟は、中日本エクシス信州支店などと連携し、中央道・諏訪湖サービスエリア(SA)上下線に、諏訪6市町村統一の観光地域ブランド「諏訪の国」のプロモーションコーナーを新設した。諏訪の自然や歴史、風土を感じられる認定品を発信するとともに、それらをきっかけに諏訪地域の認知度や興味関心を広げ、周遊観光の促進につなげる狙いだ。 地域特有の自然や伝統、文化といった資産を基に開発された品々で、4月1日現在の認定数はモノ65件、コト(体験)25件。15品が並ぶ下り線には展示販売コーナー、10品を扱う上り線には陳列棚へ誘導する商品見本コーナーを設けた。「諏訪の国」のロゴをあしらうなどして存在感を際立たせている。 6市町村とネクスコ中日本グループが結ぶ連携協定に基づく取り組み。来夏に予定される諏訪湖スマートインターチェンジ(IC)の開通も見据え、県の地域発元気づくり支援金を活用して準備を進めてきた。月内には諏訪の国ブランドの新たなパンフレットを設置。下り線では利用客がよく通る場所で、床面での動画放映というユニークなPRも始めている。 下り線テナントのホテル紅やと、上り線のアルピコ交通も参画。一連の情報発信ツールが整ったことから18日に報道関係者に披露した。同連盟は「諏訪湖と八ケ岳を望むことができるSAで、『諏訪の国』や、湖と山を結ぶ観光周遊ルートを発信したい」。中日本エクシス信州支店の柳田真典支店長は「6市町村との連携をより深め、地域の発展につながるよう努める」とあいさつした。