「能登半島地震の被災地は泥棒がしやすいと思った」ベトナム人5人による広域窃盗事件の捜査が終結 被害総額は約2500万円
新潟県警などは18日、ベトナム人の男5人による広域連続侵入窃盗事件の捜査を終結したと発表しました。5人は新潟県や長野県など8県で現金などを盗んだ疑いが持たれていて、被害総額は約2500万円にのぼるということです。この中には能登半島地震で被災した住宅にも侵入していて、「泥棒がしやすいと思った」などと話しているということです。 およそ170件の住居侵入や窃盗などの疑いでこれまでに5回逮捕されているのは ベトナム国籍の24歳から35歳の男5人です。警察によりますと男5人は去年12月ごろから今年4月上旬までの間、新潟県や長野県、富山県、石川県、栃木県、群馬県、埼玉県、福島県の8県で空き家や住宅に侵入し現金や物品を盗んだ疑いが持たれています。5人は玄関や窓のガラスを割って侵入し、これまでに盗んだ現金は総額約1000万円で、腕時計やネックレス、指輪などは時価総額約1500万円にのぼるということです。 5人は元日の能登半島地震の後、石川県や富山県の被災地で住民が避難している住宅に侵入し現金や物品を盗んでいて、5人の中には「住民が逃げて人がいないから泥棒がしやすいと思った」などと話している男もいるということです。 5人のうち複数人が技能実習生として日本に来ていて、4人が不法残留でした。警察の調べに対し男5人は「生活費や遊ぶ金欲しさ」と犯行の動機を話していて、「間違いありません」と容疑を認めているということです。
新潟放送