台湾中銀、政策金利を2%に据え置き-預金準備率は25bp引き上げ
(ブルームバーグ): 台湾の中央銀行は13日、政策金利を据え置いた。インフレ懸念が後退し、景気見通しが引き続き堅調であることを踏まえた。
同中銀は四半期会合で、政策金利を2008年以来の高水準である2%に維持。ブルームバーグ・ニュースが調査したエコノミスト28人中27人の予想通りとなった。
一方、市中銀行の預金準備率は25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げた。不動産市場への資金流入減速に寄与するとし、不動産購入に関する幾つかの規制を導入した。
台湾中銀はこの日、今年のインフレ率見通しを2.12%に引き下げた。3月時点では2.16%と見込んでいた。2024年の経済成長率予想は3.22%から3.77%に引き上げた。
原題:Taiwan Holds Key Interest Rate as Inflation Worry Fades (1) (抜粋)
--取材協力:Cindy Wang.
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Betty Hou, Chien-Hua Wan