【週末J2まとめ】徳島と引き分けも長崎が20戦無敗で首位を堅持。横浜FCはいわきに大勝して7連勝|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは6月29日と30日に第22節が開催。V・ファーレン長崎が20戦無敗で首位をキープしたほか、横浜FCが7連勝で長崎との勝ち点差を縮めることに成功している。
激しい上位争いが繰り広げられている。 ミッドウィークの試合で首位に立った長崎は、敵地で中位に沈む徳島と対戦した。試合は拮抗した展開で推移したなか、長崎が試合を先に動かす。29分、右サイドでFKを獲得すると、一度はクリアされたが、最後は笠柳翼の浮き球のクロスからエジガル・ジュニオが巧みに抜け出してヘディングでゴールに沈めることに成功した。 前半をリードして折り返した長崎だが、後半は徳島の勢いに押し込まれることになる。49分には雨で濡れたボールの影響もあってかクロスをGK原田岳がファンブル。これを坪井清志郎がいち早く押し込み同点に追いついた。これで流れを掴んだ徳島は52分にブラウンノア賢信がPKを沈め、一気に逆転した。 しかし、”負けない”長崎はここで地力を見せる。終了間際、ゴール前でFKを獲得すると、これをマルコス・ギリェルメが華麗に決めて再び試合を振り出しに戻した。このまま試合は終了。勝利とはいかなかったが、長崎は無敗記録を「20」に伸ばして首位を堅持した。 首位の長崎が苦しみながらも勝ち点1を手にしたなか、猛追しているのは2位の横浜FCだ。敵地でのいわきFC戦に臨んだ横浜FCは、序盤こそ主導権を握られる時間が続いたが、31分、CKからンドカ・ボニフェイスが巧みにシュートに持ち込んで先制点を手にした。 後半、いわきの猛攻に苦しむことになった横浜FCだが、そこを耐え凌ぐと今度は反撃の時間帯に。62分、山根永遠の鋭いクロスから小川慶治朗が飛び込んで追加点を挙げると、66分には福森晃斗のロングパスに抜け出したカプリーニが冷静に決めてさらにリードを広げた。結局、後半アディショナルタイムにも追加点をあげた横浜FCは、4得点大勝で7連勝を記録。首位との勝ち点差を「1」としている。 また、3位の清水エスパルスはホームでファジアーノ岡山と上位対決。一度、カルリーニョス・ジュニオのゴールで先制した後に同点とされたが、後半に再びカルリーニョスのゴールで勝ち越しに成功すると、79分には矢島慎也が勝負を決定づける3点目を沈めて連敗をストップした。モンテディオ山形は3ゴールを仕留める快勝でブラウブリッツ秋田を下して5試合ぶりの勝利。ジェフユナイテッド千葉は田口泰士とメンデスのゴールで鹿児島ユナイテッドFCに逆転勝ちを収めてプレーオフ圏の6位に浮上している。 ■J2リーグ第22節 結果 いわき 0-4 横浜FC 水戸 1-1 山口 熊本 4-0 愛媛 仙台 3-2 栃木 群馬 1-2 藤枝 徳島 2-2 長崎 大分 0-0 甲府 秋田 0-3 山形 清水 3-1 岡山 千葉 2-1 鹿児島