サンダーGMがギディー放出の経緯を説明「彼にはオールスターのポテンシャルがあるが…」
6月22日(現地時間21日)、オクラホマシティ・サンダーはニュースリリースを通して、ジョシュ・ギディーとアレックス・カルーソのトレードを正式に発表した。 オーストラリア出身のギディーは、2021年にドラフト全体6位でサンダーに入団。入団1年目からサンダーの主力として定着していたギディーだったが、2023-24シーズンにおいてはチェット・ホルムグレンやジェイレン・ウィリアムスをはじめとした若手選手の台頭を受け、活躍の機会が減少していた。サム・プレスティGMは、リリースを通してギディーへの感謝を表明した上で、今回の放出について経緯を説明した。 「我々はこのオフシーズンに議論を開始し、来シーズンはジョシュをベンチメンバーとして起用することが、彼の才能を最大限引き出し、チームとして48分間を戦うためのベストな方法であるという結論に至った。ジョシュに対しても、彼の強みを今のロスターに活かしてもらうべく説明したが、彼にとってその姿を思い描くのは難しいことだった。その結果、ジョシュは自身のポテンシャルを発揮する場所を他で探すことになった」 サンダーは2023-24シーズン、ウエスタン・カンファレンス1位でレギュラーシーズンを終えたものの、プレーオフではダラス・マーベリックスに敗れカンファレンス準決勝で敗退。シーズン終了後のインタビューでギディー自身が「最も改善が必要なのはシューティング」と語った通り、プレーオフでアウトサイドシュートの課題が浮き彫りとなったサンダーは、リーグ屈指の3&D(3ポイントとディフェンスに優れた選手)であるカルーソの獲得に動いたのだろう。 「ジョシュにはオールスターのポテンシャルがあるが、それを目指すことは現在のサンダーというチーム全体において最適な道ではない。このような議論に基づいて、私たちは前に進み、組織にとってベストな方法を優先した」 カルーソを獲得して更なる飛躍を誓うサンダーと、新天地となるブルズに活躍の場を求めるギディー。今回のトレードが双方にとって良い結果と出るか、早くも来シーズンに注目が集まる。
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