女子バスケ、パリ五輪代表の平均身長は173・6センチ 小さな日本が五輪2大会連続メダルへ
日本バスケットボール協会は25日、パリ五輪で2大会連続のメダル獲得を目指す女子日本代表12人を発表した。 今回は、全員が五輪経験者。21年東京五輪銀メダルメンバーは9人で、吉田亜沙美(アイシン)は2016年リオ五輪以来、2大会ぶり。山本麻衣(トヨタ自動車)と馬瓜ステファニー(サラゴサ)は、前回大会3人制で出場している。 パリ五輪に挑む12人の平均身長は173・6センチで、東京五輪より2センチも小さい。その体格差を埋めるべく高めてきたものこそが「走り勝つシューター軍団」としての完成度。運動量、スピード、シュート力を武器に、総力戦で世界に立ち向かっていく。 世界ランク上位国が順当に五輪出場を決めた女子は、どの国にも表彰台のチャンスあり。絶対女王として米国が君臨するものの、その他の国は実力拮抗(きっこう)。いかにチームとしての完成度を高められるかが鍵になる。 恩塚亨監督は、日本協会を通じて「23名の候補全員が全てをかけて挑戦し、チームのために献身的に戦ってくれました。尊敬に値する努力でした。その努力と貢献に報いるためにも、メンバーの思いを背負って勝利を日本に届けたいと身が引き締まる思いです。選考された12名も同じ気持ちだと思います。残された約1ヶ月、チーム一丸となって連携をより深め、突き詰めて課題を克服し、最高に成長してオリンピックに臨みます。金メダルを獲得するために全てをかけて戦います」とコメントした。 日本は、パリ五輪で1次リーグC組に入り、世界1位の米国、同6位のベルギー、同19位のドイツと戦う。 ▽日本代表メンバー 【PG】 吉田亜沙美(アイシン) 町田瑠唯(富士通) 宮崎早織(ENEOS) 【SG】 本橋菜子(東京羽田) 山本麻衣(トヨタ自動車) 【SF】 林咲希(富士通) 東藤なな子(トヨタ紡織) 【PF】 宮澤夕貴(富士通) 馬瓜エブリン(デンソー) 赤穂ひまわり(デンソー) 馬瓜ステファニー(サラゴサ) 【C】 高田真希(デンソー)
報知新聞社