つい話を盛ってしまいます。【林家たい平師匠とふなっしーのお悩み相談室】
カジュアルなコンプレックスから人知れぬお悩みまで、ふだんなかなか人に話せないあなたの秘めたる思いに、たいっしーこと林家たい平師匠とふなっしーが答えます。 【写真ギャラリーを見る】
【お悩み】
私の悩みは話を盛ってしまうということです。同僚が失敗談を話すと「私なんかもっとひどいよ」と多少の作り話も交えて返したり、街で見ただけの芸能人の様子を「すごく感じがよくて声も素敵だった」とか言ったり。その場を盛り上げたいと思ってやってしまうのですが、後で自己嫌悪に陥ります。周りにバレているかもしれません。この癖を直したいです。(40代・公務員)
たいっしー(以下、た) これ、全く問題ないです! ふなっしー(以下、ふ) そのとおりなっし! 我々の仕事も、ある意味話を盛ることですなっし。 た そうだよね。この人も場を盛り上げたくてやってることで、周りを不快にさせてないもの。たとえば100メートルぐらい離れたところにいるふなっしーを見ただけなのに「すごく性格がよくて優しかった!」って話すのは、何も害がないよね。 ふ そんな話はむしろどんどん広めてほしいなっし。「たい平師匠を見たけど、トム・クルーズかと思った!」もいいなっし。 た (笑)。「街でふなっしーに会って手を振っただけなのに三千円くれた」とかね。 ふ それだと、この先いろんな人に請求されそうなっしな……。 た とにかく悪口じゃなくて、いいほうに話を盛るのは素敵だと思うよ。 ふ 全員ハッピーになるなっしな! た 周りにバレてるかもしれないなら、いっそのこと振り切っちゃったら? 話すことを全部ホラ話にしちゃうの。 ふ 「あの人、次はどんなホラを吹くんだろう?」って周りも楽しみになるなっし。 た 話を面白く変える力って、誰でも持ってるわけじゃないからね。ぜひこれからも幸せを振りまいて!
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
林家たい平 さん はやしやたいへい 落語家 1964年生まれ、埼玉県秩父市出身。武蔵野美術大学卒業後、林家こん平氏に入門。レギュラー出演中の『笑点』で披露するふなっしーネタが評判。