お金の歴史 多面的に 芦東山記念館特別展 古銭や磁器など93件紹介【岩手】
一関市大東町渋民字伊勢堂の芦東山記念館(佐藤信彦館長)で、特別展「お金にまつわるエトセトラ」が開かれている。20年ぶりの新紙幣発行にちなんだ企画。町内で大量に発見された古銭や仙台藩初の洋式高炉で使用された貨幣などを紹介し、来館者の関心を集めている。12月1日まで。 宮城県石巻市博物館、一関市教委、市博物館、県などの協力を得て開催。「日本のお金」「埋蔵金!?~地中から見つかる渡来銭~」「仙台藩のお金づくりと磐井」「お金にまつわるエトセトラ」の四つのコーナーに分けて古銭や絵図、磁器、数珠など93件の資料を展示、お金の歴史を多面的に紹介している。 11月2日は、午後1時30分から同館で滝沢市埋蔵文化財センター総括主査の井上雅孝さんによる歴史講演会「大原大明神埋納銭の謎?―なぜ大量の銭が埋められたのか―」を開催する。問い合わせは同館=0191(75)3861=へ。