《ブラジル》3歳児がゲーム機内に潜り込む=ぬいぐるみ欲しさに取出し口から
南部サンタカタリーナ州ブルスケ市のショッピングモールで13日、3歳の女児がぬいぐるみ欲しさにクレーンゲーム機内に入り込み、出られなくなる騒動が発生した。少女は景品の取出し口から頭を突っ込み、そのまま機内に入ってしまった。救助のためにゲーム機の所有者が呼ばれ、約1時間後に無事救出された。周囲の大人たちの心配をよそに、少女は笑顔でクマのぬいぐるみを抱えて外に出たと17日付G1などが報じた。 母親のポリアナさんが投稿したSNS動画はこちら
母親のポリアナ・サントスさんは、その時の様子を収めた動画をSNSに投稿し、「子どもも大人も一度はやりたいと思っていることを、イザベラがやってのけた」と冗談交じりに綴ったことで、さらに話題を呼んだ。 ポリアナさんによれば、このハプニングはモール内のキッズエリアで、イザベラちゃんから目を離した一瞬に起きたという。「私はゲーム機の前にあるベンチに座っていて、娘はその機械を触っていました。しばらくして見たら、彼女が頭を取出し口に突っ込んでいたんです。急いで止めようとしたのですが、あっという間に中に入り込んでしまい、ドアが閉まってしまいました」と当時の状況を振り返った。 現場では、居合わせた人々が必死になってイザベラちゃんが取出し口から脱出できる可能性を探った。だが彼女は中で、自分が選んだピンク色のクマのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて手放さず、解決には至らなかった。最終的に、セキュリティ担当者がゲーム機の所有者に連絡し、側面の壁を開けるように救助を要請。所有者は迅速に対応したものの、到着までに約1時間を要した。その間、警備員らは少女が息苦しくならないよう、取出し口を開けたままにするなどして対応した。 母親は当時の心境を「最初はとても焦りました。もし彼女が泣き出したり、窒息したりしたらどうしようかと、不安が頭をよぎりました。幸いマシンの所有者がすぐに応じ、鍵を持って駆けつけてくれたので、肩の荷がドッと下りました」と語った。 イザベラちゃんはぬいぐるみを抱え、笑顔でマシンから出てきた。結局、抱きしめたぬいぐるみは、所有者からプレゼントしてもらったという。