「外務省」の仕事に関心を 現役職員が高校で講演 将来の進路選択のヒントに(島根・松江市)
山陰中央テレビ
知っているようで知らない「外務省」の仕事について知ってもらおうと、松江市の高校で、現職の外務省職員が講演しました。 外務省・近藤僚子さん: 「まず、外国と仲良くするためには、日本のことを知ってもらうということが大事なので、文化や人の交流を促進したり、スポーツ外交を推進したりします」 11月7日、松江市の開星高校。約200人の1年生を前に話すのは、外務省経済紛争処理課の課長補佐、近藤僚子さんです。日ごろ携わっている外務省の仕事やODA、政府開発援助の取り組みなど、日本と海外の国々との関わりを、動画やクイズを交えながら説明しました。 この講演会は、高校生に外務省の役割や仕事に関心を持ってもらおうと、外務省が約20年前から全国の高校に職員を派遣し開いています。近藤さんは大学卒業後、一般企業や弁護士を経て、2022年に外務省に入り、現在は貿易などに関わる国際法の専門家として国際法局に勤務しています。 生徒: 「世界がどんどんグローバル化している中で、外国とコミュニケーションを取る外務省はとても大切なお仕事なんだなと思いました」 「実際にどんな仕事をしているのか、どんな役割があるのかを、自分も外交官にあこがれていたことがあったので、聞けてよかった」 外務省・近藤僚子さん: 「ひとつでも外交とはなにか、国際関係で、今何が起こっているのかっていうのに関心を持ってもらえれば」 第一線で働く官僚の生の声は生徒たちにとって、将来の進路を考えるヒントにもなったようです。
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