食卓に春を呼び込む「菜の花レシピ」とセンスのいい缶ワイン
まだまだ寒さは厳しいけれど、少しずつ春の足音が近づいている。今回は春のお弁当やランチにふさわしい菜の花のレシピと相性のよいお酒のペアリングを料理家・平野由希子さんに教えてもらった。 【写真】ワインと食べたい菜の花レシピ 菜の花に合わせるのは、なんと缶に入ったナチュラルワイン! アーティスティックなラベルが目を引くこちらの高品質な缶ワインが、最近話題を集めているという。菜の花のレシピも缶入りのナチュラルワインを合わせることで、いつも以上に軽やかに、春らしさをいっそう強く感じられそうだ。 「アルコール飲料のために開発された缶なので、ガラスボトルのワインと味の違いがないそうです。Djuce (ディージュース)というスウェーデンのブランドなのですが、中身はヨーロッパの自然派ワイン。今回選んだのは私も普段からよく飲んでいるつくり手、マインクラングのもの。缶ワインのレベルがここまできたのかと驚く味ですよ」(平野さん)
菜の花ごはんのおにぎり
鮮やかな緑色が目にもうれしい、春の息吹を感じるおにぎり。菜の花のほろ苦さが後をひく。 <材料 2人分> ごはん茶碗3杯分、菜の花100g、塩適宜 <作り方> 1 菜の花は花の部分と軸を切り分け、塩を加えた湯で、軸、花の部分の順に入れてゆでる。冷水にとって1センチ幅に切り、水気をしっかり絞り、塩少々をふる。 2 温かいご飯に1を混ぜ、おにぎりを握る。 おにぎりはサイズを色々にすると、お腹の空き具合に合わせて気軽につまめる
【今月のお酒セレクト:Djuce Meinklang Kontext 2021(ディージュース マインクラング・コンテクスト 2021)】
スウェーデンで2021年に誕生したDjuce(ディージュース)は、ヨーロッパ各地の上質な⾃然派ワインを地球環境に優しいアルミ⽸で提供するワインブランド。ガラスボトルを循環性の高いアルミ缶に変えることで、CO2排出量を大幅に削減できるという研究結果が出ているそう。 「Djuceの缶のデザインは様々な現代アーティストによるもの。人々の缶に対する固定概念をアートの力で変えていくという取り組みだそうです。手軽に持ち運べるし、ワインの飲み方も変わりそう。今年の春は缶ワインを持って外へ出かけてみたいですね」(平野さん) 問い合わせ先/メイベルインターナショナル株式会社 TEL.050-5240-5412 BY YUKIKO HIRANO 平野由希子 素材を生かしたシンプルでおいしい料理に定評のある料理家。書籍や雑誌、広告で活躍するかたわら飲食店のプロデュースや商品開発も手がける。日本ソムリエ協会認定ソムリエで、ワインと料理のペアリングが楽しめる料理教室も主宰。