「野菜は長寿をもたらす」若返りに抗がん効果も!お達者医師5人が本当に食べている「長生きサラダ」
たこと海藻のねばねばサラダ お腹すっきり&身体あったか 材料と作り方(2人分) (1)ゆでだこ100gは薄切りに。玉ねぎ1/4個は薄切りにし、水に5分ほどさらして水けをきる。わかめ(乾燥)小さじ2は水で戻して水けをきる。オクラ4本はサッとゆでて1cm幅に切る。なめこ100gはゆでて水けをきる。長いも1/2本は皮をむき、ポリ袋に入れて粗くたたく。 (2)しょうが2かけをみじん切りにして黒酢・しょうゆ各大さじ1と1/2、ごま油大さじ1と混ぜ合わせる。 (3)ボウルに(1)、めかぶ80gを入れてさっくり混ぜ、器に盛り(2)をかける。 春の根菜サラダ 抗酸化作用が強いブロッコリースプラウト入り 材料と作り方(2人分) (1)ツナ缶(水煮)大1缶(140g)は汁けをきる。にんじん1/4本はせん切り、新玉ねぎ1/4個は薄切りにする。新ごぼう1本はせん切りにしてサッと水にさらして水けをきる。A[りんご酢小さじ4、 みそ・サラダ油各大さじ1]は混ぜ合わせる。 (2)耐熱ボウルににんじん、ごぼうを入れてふんわりラップをし、電子レンジで3分加熱。粗熱が取れたら水けを絞り、ツナ、玉ねぎ、ブロッコリースプラウト1パックを加え、Aを入れてサッとあえる。 石原新菜先生(43歳)●医師、イシハラクリニック副院長。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により種々の病気の治療にあたりながら、テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍中。著書に『お医者さんがすすめる 不調を治す10倍ショウガの作り方』(アスコム)など。
スタメン野菜を決めて無理せず続ける
サラダ生活4:抗炎症、抗酸化、免疫力アップ!病気のリスクを下げる野菜を選びがんをよせつけない身体に がん専門医として多くの症例と向き合い治療をしてきた石黒先生。野菜や果物の摂取が、あらゆるがんの予防に効果的であることからサラダは毎日食べている。 「ヒトの細胞が固形がんになるには10年以上の長い年月がかかります。つまり、自分の免疫細胞ががんを死滅させる時間がたっぷりあるということ。 それには免疫細胞の70%が集中する腸内環境を整え、がんのリスクを下げる食材を増やしリスクを上げる食材を減らすのが有効です」 日々食べるサラダの量は握りこぶし5~7個分ほど。 「キャベツ、ブロッコリー、チンゲンサイなどのアブラナ科に含まれるスルフォラファンには抗がん効果があります。玉ねぎで血管の炎症を抑え、緑黄色野菜の抗酸化作用で身体のサビを防止する。これらを意識して食べています」 味つけはすりおろし玉ねぎ、塩、こうじで作った“玉ねぎこうじ”や、りんご酢、オリーブオイルを混ぜたドレッシング。水溶性食物繊維と発酵食品で腸が元気になる。 「ターメリックを使うこともあります。黄色の色素成分・クルクミンは抗炎症や抗酸化作用があり、がん予防に効果的なスパイス。その吸収率を高める黒こしょうも入れます」 まずは、1日で5色の野菜を食べることからスタート。「習慣として食べ続けることが、がん予防につながります」