ハワイアン・エレクトリック、「継続事業の前提」注記掲載－株価急落
（ブルームバーグ）： 米公益事業会社ハワイアン・エレクトリック・インダストリーズは先週、「継続事業の前提」に関する警告を発表。12日の株式市場で株価はほぼ１年ぶりの大幅安となった。
昨年マウイ島で起きた大規模火災の補償問題を抱える同社は９日夜、補償金支払いのめどがつくまで財務諸表に継続事業の前提に関する注記を掲載すると明らかにした。火災では十数人が死亡し、古都ラハイナが全焼。同社はこの補償による損失を17億ドル（約2500億円）と推定している。
ハワイアン・エレクトリックの株価は12日の市場で一時22％下落し、取引中としては火災が発生した2023年８月以来の大幅安となった。
同社は今月、火災に関連した数百件もの訴訟について、和解金40億ドルの一環として20億ドル近くの支払いに同意。経営幹部は９日、４回に分割して支払う意向を表明し、初回分は2025年の年央までに実行すると述べた。
火災の原因はまだ公式に特定されていない。
原題：Hawaiian Electric Slumps After Issuing Going-Concern Warning (1)（抜粋）
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Will Wade
