【冷え性の人はやってみて】自分の体重をかけるだけ!下半身の冷えとむくみをとる「ふくらはぎほぐし」
まずは自分のふくらはぎを触ってみてください。ふくらはぎが硬いと、脚の冷えやむくみの原因につながってしまいます。力不要でもふくらはぎを柔らかくする、ほぐしテクをご紹介します。 【動画でやり方を見る】自分の体重をかけるだけ!下半身の冷えとむくみをとる「ふくらはぎほぐし」 ■ふくらはぎをほぐすのが下半身にいい理由 ■■ふくらはぎは第二の心臓 体を温めるためには、血液循環をスムーズにすることが大切です。血液を全身に送る役割をしているのは心臓ですが、心臓だけでは体の隅々まで血液を送り出すには負担が大きいため、筋肉も働いています。筋肉には、血液をポンプのように送り出す働きがあり、筋肉を使うことで体の隅々まで血液が行き渡るようになり、体が温まるのです。 全身にある筋肉の中でも、特に重要な役割を担っているのが、第二の心臓と言われているふくらはぎです。 ふくらはぎは、重力によって下半身に溜まったり、滞りやすくなってしまっている血液を、筋ポンプの作用で心臓へと戻してくれる働きをしています。 ■■リンパをスムーズに流す役割も ふくらはぎは血流だけでなく、リンパ液を体全身に巡らせる役割もしています。ふくらはぎを動かすことで、下半身に溜まりやすい老廃物がスムーズに排出でき、脚のむくみ改善や疲労回復に効果的なのです。 ■■腎臓や膀胱の状態が反映される ふくらはぎは腎臓や膀胱とも深く関わっており、腎臓や膀胱の調子が悪いとふくらはぎも硬くなると言われています。腎臓や膀胱は不要な老廃物や塩分、水分などを排出する臓器。調子が悪くなると体内の水分量や老廃物の排出がうまく働かなくなり、むくみや倦怠感などに繋がるので、ふくらはぎをほぐすことが推奨されます。 ■下半身の冷えとむくみをとる「ふくらはぎほぐし」 ①四つ這いになり、左脚のすねを右ふくらはぎの上にのせます。 ②息を吐きながらお尻を下げてふくらはぎを刺激します。左脚の置く位置を少しづつずらしながら、ふくらはぎをまんべんなくほぐしましょう。3~5ヶ所ほどに分けて繰り返します。 ③両手を前に伸ばして胸と顔を床に近づけ、さらにふくらはぎに自重をかけます。この動作を3~5呼吸分繰り返しましょう。※脚を替えて反対側も同様に行ってください。 ライター/中村優希(ヨガ講師)
中村優希