浦和DFショルツ、4連休は八丈島を満喫「旅行も教育の1つ。日本人選手はもっと旅行した方がいい」
J1浦和のDFアレクサンダー・ショルツが6日、さいたま市内で練習後に取材に応じ、5日まで4日間あったオフ期間に東京・八丈島を旅行したことを明かした。 デンマーク出身の31歳は来日4シーズン目。太宰治、夏目漱石らの作品を愛読し、納豆を好むなど日本通の一面がある。今では通訳なしでも簡単な日本語を話すことができ、オフには日本各地を訪れて文化を学んできた。そんなショルツが今オフに初めて訪れたのは、八丈島だった。 八丈島で3日間過ごしたというショルツは「素晴らしい島です。何年か前にチェックしてて、ずっと頭にあった。他のシーズンはあまりオフがなかったので、良い機会だった。良い空気で風もあり、雨もあり、全ての天気を楽しめた」と振り返った。 過密日程を戦ってきた中、つかの間のリフレッシュとなった。「小さい島の時間の流れはゆっくりだし、リラックスするにはいいと思う。お店も開けたい時に開けているようで、ちゃんと見て開いているか話さなきゃいけない。それも良い経験になった。僕は前もって決めるタイプじゃない。ただ、八丈島は何でも予約した方がいいなと思った」と笑みを浮かべた。 自身やチームメートのDFホイブラーテン、FWソルバッケンらは今オフを旅行に使った一方で、日本人選手は旅行に行くことが少ないと感じているという。「日本人の選手はオフがある時はもっと旅行に行けばいいと思う。もちろん子供がいたり、学校もあるだろうし、(通訳の)イゴールも学校はサボらせられないと言ってるけど、デンマークでは機会があると旅行も教育の1つだと考えられている」と強調した。 ショルツは昨季、J1のベストイレブンを受賞。今季もセンターバックで主軸を担う存在だ。リーグ中断明けの15日・C大阪戦(ヨドコウ)は累積警告で出場停止となり、22日の鹿島戦(埼玉)で復帰予定。念願の旅行で“充電完了”した守備の要が、中断明けの上位進出を後押しする。
報知新聞社