リーダーもチームと一緒に成長すべき。マネジメントスキルが伸びる「上司の思考」6つ
リーダーシップは生まれながらの性質だと思い込んでいる人もいますが、良いことも悪いことも含め、ビジネスの経験や人間関係から学び、伸ばすことのできるスキルや考え方だと私は考えます。 今回は、自分のビジネスや自分自身を成功に導く可能性が高い起業家に、私が求めるもっとも重要なスキルを紹介していきましょう。
1. 変化と学びを意識する
私が出会った中でも、「自分はリーダーとしてすべての答えを持っている」と思っている人は、大抵失敗します。 私たちの世界は絶え間なく変化しており、いつもうまくいっていたやり方も明日はうまくいかないかもしれません。学校や仕事で学ぶ一番大事なことは、「どうやって学ぶか」を学ぶことだと思います。 ビル・ゲイツやイーロン・マスクのような、成功している起業家のリーダーたちは、仲間よりもはるかに幅広い知識をすでに持っているにもかかわらず、新しいテクノロジーを深く掘り下げ、毎週新しい本を読んで見聞を広めることで有名です。
2. チームの言葉と行動に注意を払う
演説がうまい雄弁家よりも、聞き上手な方がリーダーシップのスキルとしては価値が高いです。 人の話を聞かなければ、チームやほかの人から学ぶことができません。早口でまくし立てたり、話しすぎると、相手から話を聞けなくなり、ポジティブな意見やアイデアをシャットアウトしてしまい、真のイノベーションは起こりません。 いい聞き手や観察者となるのに大事なのは、顔の表情や同意の反応で自分が話を聞いていることを相手に分からせ、相手が話している時に遮ったり、こちらが話しはじめたりせず、聞いたことをハッキリと繰り返して確認することです。
3. プロセスではなく目的地を伝える
ビジネスの場合、必要なことは指示を与えることではなく「コミュニケーション」をとること。学ぶのが難しいスキルではありませんが、効果的なコミュニケーションをするには日々の実践や訓練が必要です。 ストーリーを伝えて、より覚えやすいメッセージにしたり、あなたやほかの人のニーズに関連させるのが有効な場合が多いのです。 あなたのビジョンや価値観を理解してもらい、同じ目的地に向かっているという行動を見せることからはじめ、目的地に到達するのを自然と助けてくれるようにしなければなりません。 命令や指示をすると、信頼関係を築くことができず、抵抗感が生まれます。