日本の国会議員数、世界で何番目? 世界の国会議員数を比べてみた
秋の臨時国会が、今年9月中に召集される見通しです。7月に行われた第24回参院選で選出された新しい顔ぶれが加わり、補正予算などの国会審議が繰り広げられることになります。 国会議員の人数削減はよく議論になりますが、世界で比較すると、日本の国会議員数は果たして多いのでしょうか。
日本の国会議員数は世界6位
列国議会同盟(IPU:Inter-Parliamentary Union)のデータを比較してみました。ことし8月末時点で、世界193カ国のうち、国会議員数が最も多いのは中国の3000人です。次いで英国1450人、3位イタリア952人、4位フランス925人、5位インド790人と続き、日本は6位717人となっています(衆院475人、参院242人)。ちなみに米国は24位535人、隣国の北朝鮮が8位687人、韓国は45位300人です。 少なかったのは世界で3番目に小さな国、ナウル19人(190位)、同じく南太平洋上の島ツバルとカリブ海の島セントクリストファー・ネイビスがどちらも15人(191位)、最も少なかったのはミクロネシア連邦14人でした。
人口100万人に対し、5.66人となる日本の国会議員数
それでは国民の人口に対する国会議員数で比べるとどうなるのでしょう?国連の世界人口推計2015年のデータを基に、人口100万人あたりの国会議員数を調べてみました。このうち世界で39カ国ある100万人未満の国は対象から除いたため、比較した国数は154カ国になっています。 すると最も多くなったのはコンゴ民主共和国で人口100万人に対し、国会議員数は131.6人、次いでガボン、エストニア、スワジランドと続きました。北ヨーロッパにあるエストニア以外はアフリカの国です。人口の少ない国が上位になる傾向があるため、27位フィンランド、28位スウェーデン、33位デンマークと北欧の国が多いという結果になっています。 日本は5.66人の135位で人口100万人に対する比較で見た場合、世界的には少ない方となりました。下位の国は142位ロシア、147位ブラジル、150位中国と大国が目立ちます。米国は下から2番目の153位で人口100万人に対し、1.66人、最も少なかったのはインド0.6人という結果になりました。