【水球】エース稲場悠介7得点「得点王を目指したい」パリ五輪へ吉川晃司のドリームチーム撃破
パリ五輪で3大会連続出場となる水球男子日本代表「ポセイドン・ジャパン」が14日、目標の8強へ弾みをつけた。千葉県国際総合水泳場で壮行試合。歌手の吉川晃司(58)が監督として率いたドリームチームを18-13で下した。エース稲場悠介(24=ブルボンKZ)が両チーム最多7得点を挙げたが「もっとできることがあった」と決定率に満足なし。ほぼ満員の観衆からは大きな拍手を受けた。 相手は日本、イタリア、クロアチア代表経験者などで構成。第1ピリオド(P)で7-3と主導権を握った。11-7の第3Pに稲場が相手GKの脇の下を通し、最終Pは3連続得点。強豪イタリアでもまれた若きエースが、要所で輝いた。 五輪は7月28日の初戦で東京大会金メダルのセルビアに挑む。目標はチームの8強のみならず「得点王を目指したい」。追い求めてきた“超高速水球”の中心で輝きを放つ。【松本航】