サンガ－鳥栖　後半、先制ゴールを決めるサンガのトゥーリオ（奥）＝サンガスタジアム京セラ　撮影・吉原直歩

　J1京都サンガFCは19日、サンガスタジアム京セラで第34節の鳥栖戦に臨み、2-0で快勝して連敗を2で止め、4試合ぶりの白星を飾った。完封勝ちは5試合ぶりで、勝ち点を38から41に伸ばした。 【写真】後半、パスカットから自ら持ち込んだ福田が追加点 　サンガは、佐藤が3試合ぶりに先発し、原に代わって豊川が13試合ぶりに先発復帰した。サブにはアピアタウィアや鈴木冬らが入った。 　サンガは前半、寄せの甘い相手に対して自由にボールを動かした。開始1分に豊川の右クロスに平戸が合わせたがGK正面。同5分にも平戸が強烈なミドルシュートを見舞ったが、惜しくも枠をそれた。 　だが同10分過ぎ、GK具が、前線に抜け出した鳥栖のFWをファウルで止めたとして一発退場に。豊川に代わり、GK太田が7試合ぶりにピッチに立った。布陣を4-3-3から4-4-1に変更。数的不利で相手にボールを持たれる時間こそ増えたが、しっかりとブロックを作って相手にチャンスを作らせなかった。同18、29分にはエリアスがシュート。32分には佐藤が右足を振ったがネットは揺らせなかった。 　後半7分、クロスからピンチを招いたが、佐藤やGK太田が懸命のクリアではじき返すと、同20分、太田のパントキックから最前線のトゥーリオがこぼれ球を拾い、ミドルシュートをねじこんだ。サイドから攻め込まれてもしっかり中を締め、幾度のCKもはね返した。同45分には、前線からのプレスを発動し、敵陣右で福田がボールをカット。そのままドリブルで攻め込み、GKの股を抜くシュートで追加点を奪った。