冬山の頂で…自慢のラーメンいただきます!新潟・弥彦山ロープウェイ山頂駅に冬季限定店舗「ら~めん頂」
通年で営業する弥彦山ロープウェイ(新潟県弥彦村弥彦)の山頂駅に冬季限定の店舗「ら~めん頂(いただき)」がオープンした。従業員がほぼ自分たちの手で厨房(ちゅうぼう)やカウンター席を造り、試作を重ねて独自のみそラーメンを完成させた。冬場の山頂では近年、本格的な飲食の販売が途絶えていたが、この冬は従業員の熱意で来訪者を温かくもてなす。 ラーメンや店舗の写真はこちら 山頂駅は弥彦山(634メートル)の9合目に位置する。運営会社の「弥彦観光索道(さくどう)」は、駅近くで春から営業する展望食堂を、以前は年明けの1月半ばまで開いていたが、近年は新型ウイルス禍による利用減などで11月までとしている。 副支配人の小林高行さん(48)は「冬は空気が澄むため、山頂から佐渡がきれいに見える日がある。しかし温かい食べ物がなく、利用客に物足りなさを感じさせてしまっていた」と語る。そこで山頂駅内にラーメン店を冬季営業することで従業員が一致し、12月8日の開業にこぎ着けた。 ラーメンは従業員が試作を重ね、 完成させた。チャーシューは燕市の精肉店に製法を教わり、柔らかさが自慢だ。 店舗の営業は3月中旬ごろまでの見通しで、冬場のロープウェイ運休日の火曜日を除く午前11時~午後2時。問い合わせは弥彦山ロープウェイ、0256(94)4141。