【バドミントン トマス杯】日本男子はマレーシアに1-3で敗退! 保木&小林が勝利をつかむも後が続かず、4大会ぶりにメダルを逃す
5月2日に開催された世界国・地域別対抗戦BWFトマス杯&ユーバー杯2024(中国・成都)6日目は、男女の決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。トマス杯の準々決勝に勝ち進んだ日本男子は、マレーシアに1-3で敗戦。メダル獲得はならず、悔しいベスト8に終わった。 前回大会の銅メダルから、さらに輝く色をねらう日本男子。準々決勝の相手は、グループDで2位通過のマレーシア。単複エースが強力なポイント源となる強敵だが、日本はシングルスのエース奈良岡功大を出さず、西本拳太、渡邉航貴、桃田賢斗を起用。ダブルスは保木卓朗/小林優吾、そして古賀輝/齋藤太一で勝負に出た。 第1シングルスで登場した西本は、前日の予選リーグ・台湾戦で難敵の周天成(チョウ・ティエンチェン)との大接戦に勝利。2日連続の起用で疲労が残る中、世界ランク上位のリー・ジジャとの勝負は、第1ゲーム前半こそ11オールと競り合う展開に。しかし、ここから連続失点を喫すると、13-21で先制を許してしまう。さらに、第2ゲームもペースを掌握され、西本は0-2のストレート負けを喫した。 黒星スタートとなった日本は、第1ダブルスの保木/小林(上写真・左)がアーロン・チア/ソー・ウィーイクとの勝負に挑むと、白熱した試合を繰り広げる。第1ゲームは18本で保木/小林が落としたものの、第2ゲームは積極的に仕掛けて21-14。ファイナル勝負になると、1点を交互に奪い合う接戦から保木/小林が抜け出し18-13。マレーシアペアも意地を見せて19オールまで持ち込んだが、最後は保木/小林が2連取して勝負を決めた。 日本は、保木/小林がつくった勢いを後半につなげたかったが、第2シングルスの渡邉航貴はレオン・ジュンハオに0-2のストレートで敗戦。第2ダブルスの古賀/齋藤は、第1ゲーム21-18で先制したが、後半は主導権を握られ1-2の逆転負け。日本は第3シングルスで待つ桃田賢斗に回せず、マレーシアに1-3で敗戦。2016年のベスト8以来、4大会ぶりにトマス杯のメダルを逃した。 ▼準々決勝(5月2日) 日本(B組1位)3-2 マレーシア(D組2位) MS1 西本拳太●0〔13-21、3-21〕②リー・ジジャ33分 MD1 保木卓朗/小林優吾②〔18-21、21-14、21-19〕1●A・チア/ソーWY67分 MS2 渡邉航貴●0〔13-21、10-21〕②レオン・ジュンハオ35分 MD2 古賀輝/齋藤太一●1〔21-18、15-21、12-21〕②ゴーSF/N・イズッディン66分
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO