すみだ生涯学習センターで「三線ワークショップ」 空き缶で制作と演奏会も
缶をリサイクルしてオリジナル三線(さんしん)を作るワークショップ「カンカラ三線を作って演奏してみよう」が2025年1月・2月、すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)」(墨田区東向島2)で開かれる。(すみだ経済新聞) 【写真】空き缶を利用して作った三線 同ワークショップは、「世代を超えた交流とナナメの関係づくり」をテーマに掲げ、地域住民が繋がりを深める場を目指しているという親子あそび「元気いっぱい」代表の皆川未来さんが、世代を超えて気軽に集い、「カンカラ三線を通して仲間とつながれる場を提供したい」と企画。「2024年度区民企画プロデュース講座採択事業」として実施され、多世代交流と持続可能な社会を目指した取り組みとなる。 皆川さんは、「親子あそび『元気いっぱい』の活動を今年4月にスタートさせてから、仲間たちたとの横のつながりができ始めた。人には関係の形がいろいろあるが、親や教師と子どもとの関係が『タテの関係』で子ども同士お友だちの関係が『ヨコの関係』。一方で利害関係のない第三者と子どもとの関係が『ナナメの関係』。この『ナナメの関係』が社会全体で子どもを育て守るためには重要で墨田区の地域でも育てていくことの必要性を感じている。その関係構築に最適なのが、音楽の交流。手軽に制作できる『カンカラ三線』はピッタリなので企画した」と振り返る。 ワークショップでは、第1回(1月18日)は缶をリサイクル「カンカラ三線」を制作し、第2回(2月1日)ではカンカラ三線の演奏練習を行う。第3回(2月15日)には「発表会」を同館のドーム型ホールで開く。 発表会では下町三線クラブや民謡歌手・小山みつなさんなど、多彩なゲストが出演予定で、カンカラ三線の音色をユートリヤのドームで披露する。 皆川さんは「自分たちの手で作った楽器で音楽を楽しむことで、世代を超えた新たな交流が生まれる。基本は自宅の空き缶を持参頂きたいが、空き缶を用意できない方には提供可能なので、ぜひ多くの方に参加いただけたら」と参加を呼びかける。 開催時間は1月18日=13時~15時、2月1日=13時~15時、2月15日=13時~17時。受講料は4,000円(材料費3,500円含む)。受講対象は5歳以上(定員20名、抽選制)。自宅にある缶(直径12~15cm程度)と好きなシールを持参。申し込みは2025年1月10日(金)まで。ユートリヤのウェブサイトまたは往復はがきで受け付ける。
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