赤井英和×赤井佳子「20代で夫の実家に居候。結婚後は夫の買い物内容に驚いて。焼き芋100個、お相撲さんが使う特大サイズの座布団も…」
◆パンに焼き芋、なぜ大量に買ってくる? 佳子 私たちにとって、家は破格に高い買い物だったけど、それ以外の衣食住にはあまりお金を使っていないよね。2人とも、ブランドものにも興味がないし、三ッ星レストランで豪華な食事をしたいとも思っていないから。 英和 靴下だけはこだわりがあって、ヨコになにかしらマークが入っていないとイヤ(笑)。着るものは佳子ちゃんが選んでくれたもので満足です。僕は3人きょうだいの末っ子で、子どもの頃は兄ちゃんのおさがりを着てたから、新品が着られるだけで御の字や。 佳子 私も青森の八戸の家では、とくに贅沢はしなかったし、服も車も必要なものだけあれば十分。ところで、かずくんに聞きたいことがあるんだけど。おつかいを頼むと、なぜあんなにたくさん買ってくるの? パンやから揚げは30個、焼き芋なんか一度に100個買ってきたこともあったじゃない。 英和 う~ん、焼き芋は佳子ちゃんが好きだから買ったんや。パンは、あれもおいしそう、これは佳子ちゃんが好きなヤツ、と選んでいるうちに、どんどん増えて。 佳子 気持ちは嬉しいけど、多すぎる! 「こんなにいらない」って、毎回言っているのに。 英和 買いすぎるクセはお父ちゃんのDNAかもしれん。同じものなら1個買うより10個買ったほうが単価が安くなる、100個買えばもっと安くなるというのがお父ちゃんの考え方。その原理で、夏に家族が食べるスイカは、一度にトラックの荷台いっぱいに積んで買ってきてたしなあ~。 佳子 ひと夏かけても、5人家族でトラックいっぱいのスイカは食べきれなかったでしょう?
英和 うん、最初の2、3日はおいしいけど、最後のほうはスカスカでうまくない。そういえば、薬味の「一味」も一斗缶で買ってきてた。死ぬまでに食べきれんほどの量が、いまだに実家に置いてあるよ。 佳子 一味は、なかなか減るものじゃないからね。もうひとつ疑問があるの。負ける日のほうが圧倒的に多いのに、何が楽しくてパチンコに通うの? 英和 「勝てるかも」というワクワク感と、「リーチが来るかもしれない」という大いなる期待。 佳子 来ないって(笑)。それで結局、お小遣いが足りなくなっちゃうわけでしょう。あと、普段の生活で贅沢な買い物はしないけど、時々、「えっ?」と驚くものをほしがるよね。 英和 たとえば、何? 佳子 お相撲さんが使っている特大サイズの座布団がほしいとか、ボクサーを引退した後にお世話になった近畿大学の応援団旗をいただいたけど、その旗を壁に飾るための巨大な額がほしいとか。両方とも特注したので、かなりのお金がかかりました。 英和 そうなんや、ありがとう。 佳子 あと、大砲みたいに大きなスピーカーを買ったのは? 英和 トミーズ雅の家に遊びに行ったとき、高級なスピーカーがあったんで、つい「わしも買うわ」って言うてもうた。 佳子 たま~にそういう見栄を張るよね。請求書を見てビックリしちゃった。でも、なんだかんだ言っても、かずくんが一番お金をかけるのは、交際費だね。 英和 うん、後輩たちと飲みに行ったり、お世話になった人たちとご飯を食べに行ったりするときに軍資金は必要だから。「人間、食べんと死ぬやろ」と、追加のお小遣いもお願いしたくなるわけで。 佳子 「死ぬやろ」って言われたら、出すしかないし(笑)。でも、後輩たちにおごってあげたい気持ちはよくわかる。知人や友達を招いて、美味しいものを食べるときくらい、多少の贅沢はしてもいいと私も思うよ。とはいえ、いくらでもあげられるわけじゃない。あくまで限度があるということは覚えておいてくださいね。 (構成=内山靖子、撮影=木村直軌)
赤井英和,赤井佳子
【関連記事】
- 【後編】赤井英和×赤井佳子 夫婦円満の秘訣とは?「30年、惚れたところはお互いに変わらない」「佳子ちゃんと一緒の生活が、僕にとってはプライスレス」
- 11月22日はいい夫婦の日。松井久子さんが語る熟年結婚の幸せ「運命の人は89歳、76歳で結婚を決意。婚姻届けを出したのは、手術の同意書にサインできるのは家族だけだから」
- 加藤綾菜「加トちゃんとの結婚後に受けた壮絶なバッシング。警察から『加害者は暇だからやっていた』と聞かされ、泣くのでなく笑おうと」
- 井上順×加藤茶「綾菜ちゃんから頼まれ、加トちゃんと毎日LINEのやり取り」「結婚12年、ボケ防止にツイッターも始めて」
- とよた真帆「夫・青山真治との早すぎる別れ。漠然とした予感はあったが、相手を変えることはできなかった」【2023年間BEST10】