「気づいたらパチンコ店に」ギャンブル依存症の当事者の告白 “見えない病”との闘い 福岡
“見えない病”との闘い
■倉光病院・倉光かすみ院長 「脳は大きな刺激を受けたときに平静を保とうというシステムがある。最初はよかったものがだんだんと物足りなくなって、どんどん増えていく。回数も増えていく。」 やめたいのにやめられない依存症という病。中でもギャンブル依存症は、アルコールや薬物よりも周りが気づにくく「見えない病」とも言われています。
■倉光院長 「ご本人も隠す、嘘をつくというのもあるし、周囲にお金のことがバレない。(オンラインなどで)部屋で一人でできますから、簡単に、すごくハードルが低くなっている。ということは依存症になりやすい。」
この日、ギャンブル依存症の治療を続けるミズキさんが訪れたのは、福岡市の福祉施設です。依存症の人たちが集う自助グループに参加しました。 ■参加者 「もうやっぱり、分からなくなるんですよね。どれが本当の自分なのか。」 「もう少しという時に、自分は前回も違うアディクション(依存症) にスリップ(=再ギャンブル)しているので。」
このグループでは定期的に依存者同士で集まり、匿名で悩みや葛藤を共有しています。同じ経験を持つ人たちに悩みを打ち明けることで、ミズキさんも心が救われたと言います。 ■ミズキさん 「つらかった経験を話せる場所がないので、自分で抱え込むしかない。それが爆発して、またギャンブルに手を出すことをやってしまったことがあるので。自助グループで話せる方が楽になる。」 仕事をやめ、回復施設に入所し、治療に専念することを決意したミズキさん。今では2年間、ギャンブルから離れた生活をしています。 ■ミズキさん 「ごはんも食べられるし、ガス電気水道が止まることもないというのは人間らしいかな。心健やかで人間らしいかなと今では思えています。」 ※2024年4月4日午前6時20分ごろ放送 バリはやッ!ZIP!より #ギャンブル依存症 #ギャンブル #賭博 #依存症 ▼福岡のギャンブル依存症の相談は精神保健福祉センターに 【福岡県】092-582-7500 【福岡市】092-737-8829 【北九州市】093-522-8729
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