バルセロナSDデコ「勇敢で一度も不満を言わないのがチャビだ」「彼の退任の意思は変わってない。変わったら伝えてほしい」| ラ・リーガ
バルセロナのデコSD(スポーツダイレクター)が、再びチャビ・エルナンデス監督に関する質問に言及している。 チャビ監督が今季限りでの退任を発表した後、バルセロナは調子を上げ始めた。ここ10試合の成績は7勝3分けで、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ナポリ戦にも勝利し、準決勝進出を果たしている。この好調ぶりから、チャビ監督に来季もチームを任せるべきという声が絶えない状況だ。 スペイン『カデナ・コペ』で、またもその可能性について問われたデコSDは、少しうんざりした様子で次のように返答している。 「チャビが去るのかどうか、もう10回は聞かれているね。そもそも私は、今季終わりにチャビが出ていくことを望んでいなかったんだ」 「現在、チームはラ・リーガ、チャンピオンズのタイトルを争っている。私たちには達成すべき目標があり、1日中同じ質問に答えているわけにはいかないんだよ」 「チャビは私たちに対して、決断の撤回はないと言い続けている。心変わりしたならば私たちにそのことを伝えなくてはいけない。もし来季も続けることを望むなら、話し合う必要があるんだよ」 デコSDはまた、チャビ監督の指導者としての最大限の特徴として「勇敢さ」を挙げている。 「勇敢で、一度も不満を言わない監督こそがチャビだ。どのような結末になろうとも、私は彼の勇敢さを記憶にとどめるだろう。彼は選手補強が実現できなくても、まったく不満を言わない。いつもポジティブで、彼と仕事をするのは本当に贅沢なことだった」 「バルセロナは今、勝利の時代を過ごしており、彼はバルサを再建した者として記憶に残ることになるんだよ」 では、チャビ監督の後任の招聘には、まだ動いていないのだろうか。 「誰とも交渉はしていない。注意深く市場を見てはいるが、しかし実際的に動いてはいないんだ。サラリーキャップなどの条件が明確になれば何ができるかが分かるだろう。チャビから続けると言われた場合にも、どういった選択肢があるかを彼と話すことになる」 デコSDはさらに、「チャンピオンズリーグ優勝でチャビがチームを率い続けることを望むか?」との問いに対して、「ああ、望ませてもらうよ」と返答している。
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