熊本県高森町に住む漫画家4人を応援キーホルダー…本人たちが「あか牛」「阿蘇・根子岳」などデザイン
熊本県高森町の高森観光推進機構は、町内在住の漫画家4人がデザインしたアクリルキーホルダーを、カプセル玩具「ガチャガチャ」で販売する。漫画を生かしたまちづくりを進める町で4人を応援する取り組みで、7月13日にオープンする南阿蘇鉄道・高森駅の交流施設に販売機を設置して売り出す。(江崎宰) 【写真】高森高校のマンガ学科体験授業で表情の描き分け方を説明
町にはマンガ学科がある高森高校や漫画出版社「コアミックス」(東京)の施設がある。4人は、ヨリフジさん、遊木哉吉さん、水ポテトさん、のぴやか梢さん(いずれもペンネーム)。商業誌などに作品を発表しながら、地域おこし協力隊員としても活動してきた。
キーホルダーは縦横約5センチで、透明なアクリル板に4人のイラストをカラーで印刷した。デザインは、「あか牛」や阿蘇五岳の一つ「根子岳」、観光名所の「上色見熊野座神社」「高森殿の杉」「高森湧水トンネル」、郷土料理の「高森田楽」など計8種類。カプセルには、漫画家の情報が読めるQRコードを載せた説明書も入っている。
キーホルダーを通じて4人の知名度を高め、作品に興味を持ってもらうきっかけにしたいと企画した。駅のにぎわい創出も兼ねて、何が出てくるか楽しみながら買ってもらえるガチャガチャにした。
高森観光推進機構のスタッフで地域おこし協力隊員の後藤真実さん(37)は、「町在住のプロの漫画家が今後活躍してほしいとの思いを込めた。購入をきっかけに高森を知って好きになってもらえれば」と話している。
1回300円(税込み)。問い合わせは同機構(0967・62・2300)へ。