パリ五輪では巴投げにこだわって美学を貫いた角田。鮮やかな金メダル奪取だった。(C)Getty Images

　パリ五輪の柔道で金メダルに輝いたふたりがテレビ番組で共演を果たした。８月15日、TBS系情報番組「ひるおび！」に登場したのは、女子48キロ級・角田夏実と男子66キロ級・阿部一二三のゴールデンコンビだ。 【画像】美しき巴投げが決まる！ パリ五輪・柔道女子48キロ級で金メダルを獲得した角田夏実の厳選フォトを一挙紹介！ 　番組内で大いに盛り上がったのが、角田がパリ五輪でも炸裂させた伝家の宝刀「巴投げ」についてのやり取りだ。角田は巴投げには100通りあると話し、スタジオで実際に番組スタッフに必殺技をかけてみせた。その際に、足の指で相手の道着を掴む動作を紹介。「誰かに教わったわけじゃなく、柔術とかしてる時に男性を相手にすると、腕だけだと力が足りない、足で対抗しないといけないなと思ったんです」と秘技誕生のいきさつを明かした。 　パリ五輪でも足の指で道着を掴んでいたという角田。目を丸くしたのは隣で説明を聞いていた五輪連覇王者の阿部だ。「初めて聞きました。足で道着を掴むなんて、柔道をいままでやってきて聞いたことがない」と唖然とした。 　 　さらに番組レギュラーで男子60キロ級で五輪３連覇を成し遂げた野村忠宏氏も「初めて見ました。ひとつの技でここまで極めていくというのは、聞かないですよね」と仰天。少し前に「角田選手は上積みしてない」と発言したことを詫び、「本当に特殊な感じです」と称えた。 構成●THE DIGEST編集部