悪路もガンガン走れるオールラウンドミニバン「三菱デリカD:5 」【最新ミニバン 車種別解説 MITSUBISHI DELICA D:5】
居住性
しかもガソリン高騰時代に軽油で乗れるのは大きなメリット。音質はディーゼルらしいカラカラ音を伴うし、車内に伝わる振動騒音はガソリンエンジンより大きめとはいえ、「うるさい」というレベルではないし、キャラクターを考えると、むしろ「頼もしい」とさえ感じられる。操縦性能も玄人好み。ミニバンでもいっとき、スポーティ感を主張するモデルが見られたが、デリカD:5は一貫して自然な操縦性能を重視。操舵応答性はマイルドながら、長いサスペンションストロークを生かした粘り強いグリップ感があり、峠道でも安心して走れる。乗り心地もフラットダートの高速走行まで視野に入れているだけあって、荒れた路面でも頭がブレない。近年のミニバンは「酔いにくい乗り心地」が流行りだが、デリカD:5はそれさえ先取りしていた感がある。
うれしい装備
月間販売台数 1369台(23年5月~10月平均値) 現行型発表 07年01月(一部改良 20年12月) WLTCモード燃費 12.6 km/l
ラゲッジルーム
全グレードがトルクスプリット式4WDなので、雪道や未舗装路を走らない人の興味は引かないかもしれないが、逆にそうしたユーザーならこれ一択と言って良いクルマだ。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.155「2024最新ミニバンのすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/155/
MotorFan編集部