オリラジ中田 テレビやラジオ、旧事務所にも「本当に申し訳ない」と思うワケ 今後のテレビ出演にも言及
お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(42)が17日放送のTBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」(月~木曜前8・30)にゲスト出演。今後のテレビ出演についてコメントした。 番組パーソナリティーの「パンサー」の向井慧は中田の養成所・東京NSC(吉本総合芸能学院)の1年後輩。デビュー当時から中田を側で見てきた存在だという。そんな中で、最近、中田がYouTubeチャンネルにアップした動画を見たことをきっかけに、向井が連絡し、シンガポールからの一時帰国の時期と重なったことで出演が実現したという。 中田のこれまでの経歴を紹介する中、向井は「ミドルエイジクライシスになりかけたってびっくりした。これだけいろいろなこと熱量絶やさずにやってきた中田さんが!って」。中田は「自分のことを認めてもらいたいっていうのと、見返したいっていう思いがあった。テレビに選ばれなかった、ラジオにも選ばれなくなったっていう挫折感。ラジオも終わった、テレビも終わった、僕は戦力が通告だ!ってところから、認めてもらいたいっていうのがあって」とYouTubeを始めた当時の思いを吐露。そんな中で始めたYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」は登録者数541万人を誇る超人気チャンネルに成長した。 中田は「それは達成したかも、って中で、この先、何のために仕事するんだっけってなっちゃったんですよね、去年ぐらいに」と告白。「YouTubeも5年やりましたし、その中で1個物語が終わった感じがして。YouTubeって引き受け仕事でもないので、上げてもいいし、上げなくてもいい。家族もそんなにいっぱい仕事してほしいわけでもなさそうだから、何のために動画撮ってたんだっけってなって。ポカンと何もしなくていい日が何日間か続くと、見ちゃいけない闇見つめちゃうんですよね」と苦笑。「あれ、何のために生きたんだっけって。全部やっちゃったというか、ある意味恵まれてるんですよ。家族もいて、3人子どもいて、生活できている、幸せがある、仕事もうまくいった、みんなも褒めてくれた。“この後どうする?”って。“この後どうする?”っていうのがポカンと空いて、つまらなくなっちゃって」とした。 これまでも何度も這い上がってきた中田だが、「今まではピンチだから何とかしなきゃいけない。今はピンチじゃないんだけど…って、初めての感覚ですよね」と話した。 今後はまたテレビにも出演する意向があるそうで「お声掛けいただければ、全部じゃないですけど、向いているものは出させていただきたいなと」と中田。「というのも、昔、テレビとかラジオって集団プレーで、やりたいことができない時が多くて。それが自分がやりたいようにやりたいなっていのが長かったんですけど、いざ自分がやりたいようにだけ5年やると、“誰かと何か作りたい”って言う気持ちも出てくるんですよね。なんか最近、ちょこっと仕事したりして、“こうしてください”って、言われるのが心地いいんですよ」と心境の変化を告白。「そういうミドルエイジクライシスを抜けるのはもしかたしたら今までやっていなかったことをやってみたり、今までの物語とは全然違うことにいろいろ手を出してみるのもいいかもなと思って、今はいますね」とした。 そのうえで「テレビに関してもラジオに関しても、以前いた事務所に関しても本当に申し訳ない」と中田。「いろいろ言って、結構、吠えてたんですよ。500万人突破したあたりとか、いろいろ言ってた。それって、でもね、自分が傷ついた被害者のように思っていたから、強い者に言ってたんですけど、今、みんな傷ついてるというか。なんかそんな感じもするから、仲良くやりたいなって」と思いを明かした。