今季はもう絶望的? 欧州、期待外れのクラブ(4)日本代表FWが頑張らないと…。強豪が波に乗れない
8月に開幕した2024/25シーズンだが、早くも各リーグの順位表では上位と下位のクラブで差が開きつつある。低迷するクラブの中には、開幕前には大きな期待を受けていたものの、スタートダッシュに成功できなかったクラブが存在する。今回は欧州5大リーグの序盤戦で期待ハズレに終わったクラブの現状を紹介する。 ※情報はすべて10月4日時点。スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。
フェイエノールト(オランダ) 監督:ブライアン・プリスケ 順位:6位(2勝4分0敗) 大不振という訳ではないが、オランダの強豪フェイエノールトが苦戦している。 日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトは、アルネ・スロット監督がリバプールに引き抜かれたことで、今季よりブライアン・プリスケ監督が指揮をとっている。新監督のもとでここまで6試合を戦い、結果は2勝4分0敗。リーグ6位に位置している。 これは決して悪い数字ではないが、昨季のスロット政権はシーズンを26勝6分2敗で終えている。これに対して、今季は序盤戦ですでに4試合も勝ち点を失っている。優勝を狙うクラブとしては許されない数字だ。 不調の原因の1つに考えられるのが、エースFWサンティアゴ・ヒメネスのパフォーマンスだ。昨季リーグ戦で23ゴールを奪ったヒメネスは、今季も既に2ゴールを奪っているが、現地メディア『FCUPDATE』は同選手の「スペースがあったときのストライカーの動き」に問題があると指摘。昨季よりもパフォーマンスが落ちていることを懸念していた。 チームの不調にさらに追い打ちをかけるかのように、第6節NACバレダ戦ではヒメネスが負傷。パフォーマンスの低下が問題視されているとはいえ、依然としてチームの攻撃の柱であるヒメネスの離脱は大打撃である。 チームが再び、優勝争いに参戦するためにはエースに代わる点取り屋が必要だ。長くヒメネスの控えとなっていた上田には、実力を発揮するまたとないチャンスである。
フットボールチャンネル