“善玉菌リトリート”って? 収穫体験に朝ヨガ…オーガニックコスメブランドが開いた新施設
コロカルニュース
■新しいリトリート施設 “善玉菌リトリート”という言葉を知っていますか? 日常生活から少し離れて過ごすリトリートに、豊かな自然との触れ合いや美活アクティビティ、キャンプを組み合わせた、リトリートの新しいかたちです。 【写真で見る】動きと表情に癒される、農場のマスコットのヤギたち。タイミングが合えば、一緒に散歩も可能。 そんな新しいリトリート体験ができる施設〈HOLY FUNGUS〉が、2024年5月、岐阜県郡上市にオープンしました。 善玉菌リトリートという考え方を提唱したのは、国産オーガニックコスメを手がける企業〈neo natural〉。約30年前にアトピーの赤ちゃんでも使える石けんづくりからスタートし、現在はさまざまなコスメ・スキンケア用品を展開しています。 〈HOLY FUNGUS〉があるのは、〈neo natural〉の製品に使用するハーブやヘチマなどを栽培している、有機農場のなか。110年前の古民家を改築したセンターハウス、ハーブ畑や田んぼなどに囲まれたキャンプサイトとバンガロー、美しい里山を眺めながらゆったりと過ごせるウッドデッキなど、さまざまな設備がそろいます。 プライベートスパとフィンランドサウナも完備しており、自然を感じながらゆったりと過ごせるはず。滞在中は〈neo natural〉のスキンケア製品も、自由に使用できます。 ■自然を感じる体験を多数用意 園内では、さまざまなアクティビティにも参加できます。 農場でハーブやヘチマの収穫体験をしたり、緑に囲まれた空間で朝ヨガをしたり……里山の空気を存分に味わいながら、心身共にリラックスできる時間を好きなだけ楽しめます。もちろん、キャンプをしたり、園内を思い思いに散策したりするのも自由です。 体験できるアクティビティは時期によって異なり、田植えや稲刈りができることも。何度か訪れていくつもの体験に参加し、季節の移り変わりを肌で感じるのもいいかもしれません。 農場のマスコットであるヤギたちとの交流も、楽しみのひとつ。のんびりした動きとちょっととぼけた表情にも癒されます。タイミングが合えば、一緒に散歩もできますよ。 ■大地のエネルギーを感じるひととき 〈HOLY FUNGUS〉がオープンした背景には、「農場で自然と触れ合いながらゆったりと過ごし、心身ともに豊かになってほしい」という、〈neo natural〉の願いがあります。 同社が長くスキンケア製品をつくってきてわかったのが、善玉菌を始めとした、皮膚に常在する菌のバランスを整える重要性。実は近年の研究で、有機農場の土や豊かな自然には、美肌を保つ菌が多いことがわかってきています。そうした環境に身を置くことで菌も増え、免疫力向上につながるのだとか。 加えて、以前から農場で実施していたアクティビティの反響も決め手になりました。 〈HOLY FUNGUS〉のオープン前、ハーブやヘチマの収穫体験は不定期のイベントとして実施していました。そこで〈neo natural〉のスタッフたちが気づいたのが、参加者の表情がアクティビティの前後でまったく異なっていること。自然に触れる体験をすることで、人々の表情が明るくなる様子を目の当たりにしたそうです。 こうしたことから着想を得て生まれたのが、“善玉菌リトリート”という新たな過ごし方でした。そして善玉菌リトリートを存分に楽しめる場所として、〈HOLY FUNGUS〉を開くに至ったのです。