授業料や学習塾代などをあわせた学習費について調べた文部科学省の調査で、幼稚園から高校まで全て公立校に通ったケースで過去最高額になったことが分かりました。これをどのように受け止めているのか街の人にキキコミました。 【高橋徹記者】 「コロナ禍があけて修学旅行が再開したことや物価上昇などの影響で増加する学習費。街の皆さんはどう感じていますか」 【３０代自営業 子供は６歳】 「子供が小さいのでイメージは付いていないが、大学が一番学費がかかってくる。そこに向けて生活が維持できるのか、学費が増えていくと思うので不安はあります」 【５０代会社員 子供は中学２年生】 「子供たちが着る服、全ての物価が値上がりしている。食べ物も全てが高い。学費だけが高いと言われればピンとこない。生活の厳しさや苦しさを体感して楽じゃない。できれば安ければいい。いるものはいる。意欲的積極的に学ぶのであればそれなりに金を出さないと。タダで学ぶのはよくない。高いのは多少致し方ない。子供の未来のために金を使うのはしょうがない。一番身近な投資」 【４０代夫婦】 Ｑ：子供を塾に行かせた？ 「行かせていました。塾代が高いけど子供の目標があったので、それを応援するためには仕方ない」 【５０代自営業】 「金がかかります。びっくりするくらい。塾はすごく高い」 Ｑ：子供の気持ちを優先する？ 「そうです。行きたいと子供から言われたらダメとは言えない。無理してでも行かせる。がんばっています」 Ｑ：塾に行ってほしい？ 「行かなくていいなら行かせたくない。金が大分違う」 【５０代主婦】 「修学旅行に行ったときにコロナ禍の支援が前の年まであったが、私の子供の学年からなくなった。物価が上がるから高くなったのは痛い。数万円高くなった」 【小学６年生】 「何に対しても金をとられる」 【５０代主婦】 「安く行って土産を買いたい。残念だけど仕方がない。大学まで行く予定なのでパパに働いてもらう。金を貯めて楽しくハッピーに暮らせたら」 ＜スタジオ＞ 文部科学省によりますと、２０２３年度、幼稚園から高校まで１５年間を全て公立校に通った場合の学習費はあわせておよそ５９６万円に上りました。 これは２年前より２２万円増え、過去最高です。 一方、全て私立に通った場合の学習費はあわせておよそ１９７６万円で２年前より１３８万円増え、過去最高を更新しました。 文部科学省は学習費が増えた背景について近年の物価上昇や、コロナ禍で控えられていた修学旅行や部活動などが再開したことが要因とみています。