【大学野球】青学大が初めて勝ち点を落とす 優勝がかかる24日の中大戦へ安藤監督「悔しさがエネルギーに変わる」
◆東都大学野球春季リーグ戦第5週第3日▽日大4―1青学大(17日・神宮) 勝ち点3で首位の青学大は日大に連敗し、今季初めて勝ち点を落とした。 開幕から28回3分の2連続無失点だった先発・児玉悠紀投手(4年=日大三)が、いきなり崩れた。0―0の1回裏に内野安打と2四球で2死満塁のピンチを作ると、日大の6番・菊地弘樹二塁手(2年=木更津総合)に左前タイムリーを浴びて2失点。次打者に四球を与えたところで降板となった。 「まさに入りでしたね。甘くないですね」と安藤寧則監督(47)。16日の2回戦で今季初黒星を喫したあと、次戦に向けて「ゲームの中での『1』を大事にしたい。初回、先頭、1球目といったところで、100%の力を発揮出来るように」と話していたが、全く逆の結果になってしまった。 打線は、1―3の3回途中から登板した日大のエース・市川祐投手(3年=関東第一)に対し、9回までわずか1安打と沈黙。指揮官は「彼の得意な縦の変化に対応するのは、大学生レベルだと難しい」と脱帽した。 これで、青学大は8勝2敗の勝ち点3に。2位の中大は亜大に勝ち、7勝4敗の勝ち点3としたが、勝率で優位なのは変わらない。次の試合は、24日の中大2回戦(青学大1勝)。このカードで勝ち点を挙げれば3連覇が決まる。安藤監督は「負けた悔しさがエネルギーに変わると思う。全員が同じ足並みで、ワンプレーを大切にすること。選手たちに期待したい」と視線を前に向けた。
報知新聞社