「国際的な協力の新たな道を」京都の高校がカナダの大学とパートナーシップ
京都府舞鶴市の日星高が、カナダ・サスカチュワン州のレジャイナ大とパートナーシップ提携を結んだ。希望する生徒に海外進学の選択肢を提供する。 レジャイナ大は、経営学部、教育学部、工学部など10学部を有し、学生数は1万2千人を超える。全学生の約2割を留学生が占め、約100カ国から受け入れているという。 日星高はグローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、生徒の英語力向上や多文化理解、カナダへの短期研修を実施してきた。一方で、進学の難しさや、学費や生活費の負担の大きさから、海外進学の希望を断念する生徒もいるという。 今回の提携では、評定を利用した入試方法(指定校推薦)と、給付型奨学金を採用することで、生徒の経済的な課題の解決につなげるという。 日星高を運営する学校法人聖ヨゼフ学園の小林圭児理事長は6日の調印式で「未来志向の教育を推進する場として国際的な協力の新たな道を拓(ひら)く重要な第一歩となることを確信しています」と述べた。