共和重鎮の後継、トランプ派破る 米ユタ州の連邦上院予備選
【ワシントン共同】米西部ユタ州で25日、共和党重鎮の穏健派で今期をもって引退するミット・ロムニー上院議員(77)の後継を選ぶ連邦上院選の予備選があり、穏健派ジョン・カーティス下院議員(64)がトランプ前大統領の推薦した候補を破り、勝利を確実にした。 同州は共和党の地盤。AP通信によると、カーティス氏は民主党候補と争う11月の選挙でも勝利する公算が大きい。共和党ではトランプ氏を熱烈に支持する保守強硬派の勢いが増しているが、同氏の過激な言動を嫌い、穏健派を支持する有権者が多いことが浮き彫りになった。 ロムニー氏は、2012年大統領選に出馬したが、当時のオバマ大統領に敗北した。