【注目ドライバー】名門に籍を置く俊英ランド・ノリス、6季目で悲願のF1初勝利に手は届くのか|マクラーレン|F1
2023年はシーズン途中から急上昇
2023年はリカルドが去り、新たな同僚は2021年のF2王者、新人オスカー・ピアストリとなった。 同年のマクラーレンは序盤戦からポテンシャル不足が明確で、上位勢よりも下位チームと競うシーンが散見された。 ノリスも苦戦が続いていたが、イギリスGPで大幅アップグレードを導入するとポテンシャルは一気に向上。ここからマクラーレンはメルセデス、フェラーリと肩を並べるような第2勢力としてレッドブルを追う一角となった。 2023年、ノリスは7度の表彰台で205ポイントを稼ぎ、総合6位という成績だった。僚友ピアストリも新人離れした走りを見せ、スプリントレースではピアストリがカタールGPでトップチェッカーを受け、存在感を示した。 マクラーレンは若いドライバー2人ながら、その実力と将来性はどちらも高く評価されている状況と言える。ノリスにとっても名門マクラーレンを再びトップ争いに押し上げるため、正念場の2024年となりそうだ。 また、ノリスはレギュラードライバーになってからの直近5シーズン、2位7度、3位6度と、13度表彰台に上がりながらもまだ優勝経験がない。2024年こそ歓喜の瞬間を迎えることができるのかという点にも注目したい。
プロフィール
1999年11月13日生まれ|イギリス国籍|マクラーレン(2019~) ■通算成績(2024年開幕時点) ・出走/104回 ・優勝/0回 ・PP/1回 ・FL/6回 ■2023年の成績 ・年間:205ポイント/6位 ・優勝/0回 ・PP/0回 ・FL/1回