デビュー25周年!ポルシェが新型「911 GT3」と「911 GT3ツーリングパッケージ」を同時発表
「ツーリングパッケージ」の名称は、1973年の911カレラRS 2.7の装備バリエーションに由来しており、2017年からGT3プログラムの一部として採用されている。新型911 GT3では固定ウィングを廃止し、911のタイムレスなエレガントなラインを維持。可動式リアスポイラーにはテアオフエッジや有名なガーニーフラップが装備され、アンダーボディのフィンデザインも適応されることで、空力バランスが取られている。インテリアは高品質なレザー内装とクラシックなスポーティな雰囲気が特徴だ。 新型911 GT3に搭載された4.0リッター自然吸気エンジンは、2つの粒子フィルターと4つの触媒コンバーターを装備。この排気制御システムにより、ポルシェは迫力あるサウンドも実現した。シリンダーヘッドが改良され、911 GT3 RSのシャープなカムシャフトが採用されることで、高回転域でよりダイナミックなパフォーマンスを可能にしている。 7速デュアルクラッチトランスミッションと6速GTマニュアルトランスミッションの両方で最終減速比が従来モデルより8%短縮。どちらのギアボックスも911 GT3と911 GT3ツーリングパッケージの両方で選択可能だ。新型911 GT3はPDK仕様で0-100 km/hを3.4秒で加速し、最高速度は311 km/hに達する(マニュアル仕様では0-100 km/hを3.9秒、最高速度313 km/h)。 シートには統合型の胸部エアバッグ、電動の高さ調整機能、手動の前後調整機能が装備されており、3段階のシートヒーターもオプションで選択可能。 バックレストの折りたたみ機能はループを使って操作され、911 GT3ツーリングパッケージで初めて提供されるオプションのリアシートシステムへのアクセスが可能。代替として、電動18方向調整が可能な「アダプティブスポーツシートプラス」も注文できる。 リアウィング付きの911 GT3向けには、サーキット用の「クラブスポーツパッケージ」が追加料金なしで提供される。これにはリアに取り付けられたボルト固定式スチール製ロールケージ、ドライバー用の6点式ハーネス、そして手持ち式の消火器が含まれている。