森町イメージ、3種の香り アロマオイルを静岡産業大生開発 24日から販売
静岡産業大経営学部(磐田市)の学生が、2022年度から森町と共同で進めてきた「遠州の小京都 森町の香りプロジェクト」の取り組みとして、森町をイメージした香りのアロマオイル3種を開発した。24日から販売を開始する。 アロマオイルは「神社仏閣」「和菓子」「森町の風」をテーマにした。3種類とも森町の特産品を代表する緑茶の香りの成分を取り入れつつ、それぞれお香、小豆、ユリの香りに仕上げた。 ゼミ生7人がこのほど、町役場を訪れて太田康雄町長に完成したオイルを紹介した。本年度に制作を進めた「森町の風」の開発代表者である3年の岡田姫佳さん(21)は、「先輩から引き継いだ研究を、商品化させることがうれしい」と達成感をにじませた。 プロジェクトは同町と同大熊王康宏ゼミの官学連携事業で、学生らが「感性工学」による分析を元に、約3年間にわたって開発を進めてきた。 24日に町文化会館で開かれる産業祭「もりもり2万人まつり」で販売を開始し、以降は同町のアクティ森で販売する予定。1本5ミリリットルで、販売価格は1200円(税込み)。3本セットだと3300円(税込み)。
静岡新聞社