【プロサーファー五十嵐カノアさん(27)】大会で優勝したときと同じくらい嬉しくなること|STORY
世界中のどの海にいても、海は僕にとって帰る場所
海や自然を守りたい気持ちはありましたが、何をすべきなのか?自分1人でできることは限られていました。現在僕は資生堂さんの「SHISEIDO BLUE PROJECT」のアンバサダーをしているのですが、資生堂さんと海を守りたいという想いを共有できているのがありがたいですし、多くのことを学ばせてもらっています。 海への溶出が少なく、人にも優しい資生堂さんの日焼け止めをPRしたり、ビーチのクリーン活動など、海洋保護・保全活動に取り組んでいます。その活動は、日本だけにとどまらず、世界中の資生堂の仲間と各地の海の課題にあわせて、様々な取り組みをグローバルで展開しています。ポルトガルでは魚網の修復活動、アメリカでは、牡蠣による水質改善、オーストラリアでは砂がなくなる現象が起きており、植樹で侵食を防ぐ活動をしました。毎年行くタヒチでは3年前に珊瑚の再生プロジェクトを行いました。僕が植えた珊瑚には小さく“カノア”と書いてあるのですが、年々少しずつ大きくなっているのを確認できるのが嬉しいです。 海は僕にとってホームであり、世界中のどの海も僕にとって帰る場所。世界を周りいい波に出会いながら、来た時よりももっと海をよくして帰ることを信念としています。
子どもたちが一生懸命活動している様子を見ると、大会で優勝したときのような気持ちに
2024年10月20日千葉県一宮市にある一宮海岸でビーチクリーン活動が行われました。 先日、一宮海岸で子どもたちとビーチクリーン活動を行いました。僕も彼らのように子どもの頃からやっていたらもっと勉強できたなと思います。もっと早く始めていたらよかった!次世代を築いていく人たちには、海でゴミを拾うということを当たり前にしてほしいなと思います。旅行先で訪れた海外のビーチであっても、ごみがあれば拾うをルーティーンにしてくれたら嬉しいですね。 2019年から資生堂と活動をスタートして今まで40ヶ所、延べ4500人くらい、小さい子から高校生くらいまでの子どもたちと一緒にビーチクリーン活動を行いました。ローカルコミュニティとともに、海をよくしたいと一生懸命動いている子どもたちを見ていると、モチベーションが上がって幸せな気持ちになるんです。まるで大会に優勝する気持ちみたいに!みんなで一緒に楽しんで笑ってゴミを拾う、それがものすごく気持ちよかった。楽しいというのも大事ですよね。自分からやりたい気持ちが大切だと思います。